Odds Park 競馬

斤量増だった上に同型揃いで理想の位置を取れなかった前走のパリスハート。定量戻り、好枠、そして先行タイプが手薄になったとなれば２走前の再現可能。地力断然エナキョウは長期休み明けがどうかだけ。調整自体は抜かりが無く、ハンデを克服しても何ら不思議はない。エイシンナセルの前走は圧倒的前有利の馬場。どんな条件下でも手堅く寄せるその末脚はここでも脅威に。同型手薄で今回も前付け可能なマイアフェクション、ハイレベル３歳勢カトゥール、発馬課題も流れ向けばポインデクスターの浮上まで。

パリスハート…前走はスピードに長ける馬が揃ったことで理想の２番手を取り切れず、あげく終始大外回りでロスの大きい立ち回りに。それでいて連はキッチリ確保したのだから負けて強しの内容で、勝った２走前同様の番手付けが容易に可能な今回のメンバーなら勝ち負け確実。

エナキョウ…前走の兵庫ダービー(昨年)こそ出遅れからの強引な立ち回りにより大敗に終わったが、それ以前の兵庫ＣＳ入着等の実績から図ればここでの能力上位は明らか。帰厩後の調整は質量ともに申し分なく、ここは長期ブランクによる息保ちと実戦勘がどうかだけ。

エイシンナセル…前走7月3日後半の馬場は前有利が顕著で、後半レースで差して好走を果たしたのは本馬と先週名古屋重賞を制したタガノジーニアスのみ。敗戦とはいえ前走内容の価値は高く、乾いた馬場であれば前走以上の力を発揮できる。不安材料としては先行勢手薄のため展開の眺めが微妙な点。

マイアフェクション…前走でも追ってからの踏ん張りが利かなかったため完調とは言えないが、前付けが叶えば崩れない点は証明してみせた。今回は前走時よりも更に同型が少なくなったことで理想の単騎逃げまで見込める状況。展開利しての粘り込みに要警戒。

カトゥール…7月9日Ｂ２戦勝利ユメタイザンの主な実績は３歳Ｂ級勝ち。そこから図れば３歳重賞路線を歩んできた本馬も古馬Ｂ２級で通用する。持ち時計からしてもここで互角の戦いができる裏付けがあり、理想のイン回りが叶いさえすれば。

ポインデクスター…出遅れ癖は徐々に改善傾向にあるが、まだ他馬と比べると発馬でハンデを背負う状況。それでいて連続入着を果たしているように末脚の威力自体は高く、ここも展開が落ち着き過ぎなければ連下まで食い込める。