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５月の重賞利家盃を快勝したサノサマー、４月に重賞スプリングカップを制するなど今年も快調なティモシーブルーの二頭に人気は集まりそうだが、展開次第ではトウショウデュエル、サウスアメリカンも上位圏内を十分見込める。あとは昨年のサラブレッド大賞典覇者タンクティーエーも要警戒。

◎は⑤サノサマー。中央在籍時はダートで５勝を挙げオープンまで出世。前戦地の南関東オープンでは馬券絡みこそならなかったが、道中は際立つ脚を見せており、やはり当地にくれば決め手が一枚違った。懸念だった小回りを無難にこなし、前走利家盃も完勝の内容。３連勝での重賞連覇を狙う。

○は⑦ティモシーブルー。昨年は同レース、中日杯の２冠を含め５勝を挙げる活躍を見せ当地年度代表馬に選出。利家盃ではサノサマーに完敗したが、機動力が高く自分からレースを作れるのは利点。ピークの状態を維持しており、ここは前走の雪辱を果たしたい処。

▲は⑧トウショウデュエル。余裕残しに映った春先と比べ確り馬体は洗練されてきた。昨年の移籍当初は無駄な力みもあったが、落ち着いて運べる様になり長い距離でも安定感ある走り。前走利家盃はサノサマーの３着に甘んじたが、ロスなく捌けば差は詰まる。

△は⑨サウスアメリカン。移籍当初より馬体に纏まりが出て気配上昇。二の脚で勝負するタイプではなく利家盃は流れが向かなかった。昨年の北國王冠からも地力は通用。スンナリ先手を取り渋太さが活きる展開になれば残り目も十分。

注は④タンクティーエー。冬季遠征で厳しい流れを経験した事で、サラブレッド大賞典を圧勝するなど活躍した昨年３歳時より逞しさを増した印象。利家盃は内に包まれ不発に終わったが、スムーズなら変わってもおかしくない。