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2020年6月19日 第44回 クイーンカップ(SP3)3歳 牝馬・オープンサラ系3歳 別定 (笠松競馬) ツイート
笠松競馬 第10レース 格の違いを見せつける! ビックバレリーナ
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
ここに入るとビックバレリーナは戦ってきた相手が違う。笠松でも重賞で2着、3着があるし、この日程で出てくるからには。相手筆頭はボルドープリュネ。クロワも前走だけでは見限れない。サラベティは重賞初挑戦で格下感はあるが、兵庫馬というだけで何となく怖い。これらが走らなかったらチェリーヒック、ドリームレイが浮上。
ビックバレリーナは3歳最前線で活躍。ライデンリーダー記念は逃げて2着、新緑賞は3番手で3着。ここは行けそう。チャンス! 「危惧していた通り、追いかける形では駄目だったね。2角では手が動いて力を出し切れなかった。競馬をしていないから疲れはないよ。今度は自分の競馬で巻き返したい。このメンバーでマイルなら勝ち負けになるはず」。
ボルドープリュネは3歳格の安定株。今では1600mにも不安はない。出張馬、遠征馬との力関係が鍵になろう。「調教は余力残しでいい動き。ここ目標に思惑通りの仕上げができました。牡馬相手にそこそこの競馬ができているし、限定戦なら」。
クロワは相手が上がって連勝は止まったが、2、3走前も頑張った方だし、前走は厳しい展開。この顔ぶれで逃げか番手なら。「前走は1400mでフルゲートの12番枠はこたえたね。馬場を経験したし、馬体もふっくら見せている。中間は速い時計を出していないが動きは軽快だし、あらためて期待しているよ」。
サラベティは門別(1006)に兵庫(2105)。これといった実績はないが、前に行く脚はあるし、出遅れても追い込んできたりする。地区的に不気味さはある。「前走は完全に出遅れたので今度は尻尾を取りに行く。笠松は向いていると思うし、輸送も気にしていない。状態はいいので、互角に出てくれれば」。
チェリーヒックは前哨戦でもう少し頑張ってほしかったが、伸びしろは秘めた馬。距離慣れをさらに見込んで前進に期待する手も。「ウチの2頭では機動力のあるこの馬の方が上位の見立て。ある程度控えても競馬はできるし、うまく流れに乗ればだね」。
ドリームレイは3歳特別ではあるが、このところそこそこの位置につけてもそれなりに脚を伸ばしている。調子の良さを生かして。「線の細さは相変わらずだが、この時季が良さそうでパワーアップしている印象がある。モマれず運べればしぶといよ」。
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