Odds Park 競馬

　前走勝ちの面々の争いだろうが、中でも勝ちっぷりがよかったのはタイセイフルーヴ。あれなら時計は詰まるだろうし、超久々を叩いた上積みは大きそう。相手強化でも楽しみが勝る。相手は中央のデビュー戦で２番人気に推されていたウインセルリアン。メイプルランドも中央時は長いところを使われていた馬だ。ケンアンドランスは行き切れればだが、この枠で？　押さえにキュートアクトレス。

　タイセイフルーヴはそういう相手で時計は平凡だったが、動いてからが速かった。１年２カ月ぶり、プラス42キロを叩いた上積みは大きいはずだ。「中間は好走の反動が出ないよう乗り込み中心。急激には絞れないが、体つきは良くなった。恥ずかしくないレースはできるよ」。

　ウインセルリアンは発馬の後手を力でネジ伏せた形。使い込めないのが悩みの種だが、逆に言えば出てくるからにはだろう。「馬と相談しながらの仕上げで、まだ少し余裕がある感じです。素質はここでもヒケを取らないので地力に期待したいですね」。

　メイプルランドは楽々の逃げ切りは最下級の８００ｍだが、２走目できっちり勝ったことを評価。もちろん距離は問題ないので。「馬体が絞れてワンランク上の状態で臨めるが、前走はずいぶん恵まれた条件だった。現段階でどこまでやれるかな」。

　ケンアンドランスは５カ月ぶりを快勝すると、特別では２番手で４着粘闘。そしてすぐ勝ち上がってきている。ムードは悪くない。「前走の勝ちっぷりは言うことなし。汗をかく時季がいいようで、どんどん動きは良くなっている。勝ち組でもいい勝負になるよ」。

　キュートアクトレスは転入13走目にしての初勝利だが、いまだ４着を外さぬ堅実派。相手なりをいい意味で生かしてヒモなら？　「やっとの思いで初勝利を挙げてくれたが、とにかく勝ち味薄。時計的には大差ないが、勝ち組になると甘くないのでは」。