Odds Park 競馬

　火曜日のメインレースはＢ１クラスの1400ｍ戦。９頭と少々寂しい頭数になってしまったが、なかなか粒揃いの面白いメンバー構成で好戦必至。本命はコンドルヒデオ。転入初戦だった前走は鮮やかな逃げ切り勝ち。この中間の調整も順調だし、馬格もあるので斤量増も問題無さそう。同型馬がおらず先手を奪えそうな点も有利に働くだろう。相手候補は３歳時には重賞の勝ち経験があるテツと安定した成績を残しているコスモグラトナスの２頭。他には先行すれば渋太いマイアフェクションや攻め強化で前進可能なアダチヤマが続く。

コンドルヒデオは前戦地の高知時代も合わせて現在３連勝中。転入初戦だった前走はスッとハナを切ると道中は鞍上が抑えるのを苦労するほどの行き振り。直線でもまだ余裕があり、他を寄せ付けなかった。この中間も変わりなく順調に調教を消化し、追い切りでは活気のある動きを披露していた。今回は斤量が１キロ増えるが、前走の勝ち振りから全く問題はないだろう。今回のメンバーでもスピードは上位だし、同型馬も不在なので楽に先手を奪うことができそう。もっと上のクラスでも通用する能力を秘めている馬なのでまだまだ連勝は止まらないだろう。

テツは昨年の金沢のＭＲＯ金賞で重賞制覇を経験している馬。ここ２走はこのＢ１クラスで足踏みが続いている点が少し気懸りではあるが、どちらも内有利の馬場だったことも要因だろう。追い切りでは好時計を出しているので調子落ちは無さそう。今回は吉村騎手と初めてコンビを組むが、寧ろ合いそうな予感。重賞戦線でも十分活躍できる能力を持っている馬なのでもう取りこぼしはできないだろう。

コスモグラトナスはこのクラスで勝ち経験があるし、Ａ２クラスでも好勝負をしている馬。このクラスでは現在５走連続掲示板に載るほど成績は安定している。番手からでも中団からでもどこからでも競馬ができる点はこの馬の強み。なかなか勝ち切れない点がネックではあるが、ここでも大きく崩れることは無いだろう。

マイアフェクションのここ２走は内を上手く立ち回って好成績を収めている。今回も内に潜り込めるかがポイントになってくるが、良い位置で競馬ができれば最後まで渋太い脚を使って粘り込む。ただ、前走の勝ち馬と今回も一緒なので斤量差はあっても逆転までは難しいだろう。

アダチヤマの近走は今ひとつの成績が続いている状況だが、この中間の追い切りでは軽快な動きを見せており状態は悪くない。いつものひと脚が使えていないレースが続いている点が気になる材料ではあるが、気配自体は良くなっている感じがあるので穴なら面白い存在になるだろう。