Odds Park 競馬

出走馬の半数以上が前走3月17日のＡ２戦を使ったメンバー。当時の馬場は顕著と言ってもいいほどの外伸び馬場で、新しい砂に入れ替えた今回は前走結果がそのまま反映されるとは考えづらい。上位馬の序列は少し変えて、本命には17日Ａ２戦で３着だったサンライズハイアーを。馬群に包まれ身動きが取りづらかった上、直線では３頭の追い比べで最も伸びにくいコースを走っていた。スムーズなら勝ち負け。４着馬ステップシュートは反応にモタ付き直線でも追いづらくなる場面がありながらそう差のない競馬。連を確保し好時計でまとめた２走前の内容を見直す。アイスミディは前走上位馬の中で最も馬場と展開を利した馬。ゆえに過大評価は危険だが、馬自身のデキ上昇は見過ごせぬ材料。距離短縮なら反撃可能トウシンタイガー、タラニスも位置取りひとつで、自分のリズムで運べるようならタガノヒバナの逆襲まで。

サンライズハイアー…前走は勝負どころから馬群に包まれ直線入口まで動けなかった挙げ句、直線も伸びづらい内目のコースを通らされる形に。それで勝ち馬と０秒２差なら現級にメドは付いたと言ってよく、４角から前を射程圏に入れる本来の運びができれば勝ち負けに。因みに２走前の敗戦に関しても重い最内を通っており、そこから図っても現級上位の力があると判断していい。

ステップシュート…前走は道中で頭を上げ反応が甘くなり、結果２着馬に先を行かれる格好に。まだ時折気難しさを出す点はネックだが、それでも小差にまとめるあたりは実力上位の証。３～４走前に関しても砂を被ったり超スローに泣かされながら入着を外しておらず、スムーズなレース運びさえ叶えば現級でも首位争いに。

アイスミディ…前走3月17日は外が伸びる馬場で、末に賭ける本馬にとっては絶好の馬場状態。ゆえに馬場が変わる今回は前走内容をすべて鵜呑みにできないが、好走の要因はそれだけでなく一頓挫明けを叩いた効果もある。この度さらに追い切り時計を短縮とデキは良化一途だけに、馬場傾向が変わっても大きくは割り引けない。

トウシンタイガー…近走で崩れた２戦はいずれも出遅れが堪えたもので、まだ現級で力足りずと判断するのは早計。やや行きたがる面があるだけに距離は短い方が良く、実際に1400メートル戦に限れば連勝中。ゲートさえ五分なら巻き返しが。

タラニス…末が切れる馬ではないだけに、近２走のように位置取りから後手に回ると厳しい。前走に関しては最も重たい最内を通らされてもいたため、近走内容はまだまだ見直せる範囲。中団より前の位置を確保できさえすれば。

タガノヒバナ…折り合い難などかなり乗り難しいタイプだけに、前走のように他馬のペースに合わせる競馬ではまったく結果が出ていない。これまでの好走歴からもマイペースを保ってこそで、最内利しての積極策なら変わる余地がある。