Odds Park 競馬

　いつもは前走勝ち馬が集められる名古屋のＢ－１特別だが、今回は賞金控除後ということで番組賞金順の編成。それだけに余計にキクノゼファーとリリーマイスターが際立つ。順番をつけるなら、やはり２月24日の直接対決で先着している前者になろう。次位は、同レース７着も４回前の１組を勝っているフォーアネームが筆頭。続いて降級ワイズセレクション、距離がよさそうなミオサヴァイブの順。

　キクノゼファーは転入後、着差以上に強い内容で３連勝。展開は不問だし、もちろん距離も問題ない。まだ追う手だ。「順調そのもの。前走と同条件ですし、やはり距離は長い方がいいですね。連勝を伸ばしたいです」。

　リリーマイスターはテンにスッと行けない面はあるが、それを補って余りあるマクり脚を有している。距離延長で威力を増しそうだ。「変わりなく順調にきている。距離が延びるのはいいから、あとは相手関係だね」。

　フォーアネームは差す形になった場合に課題ありだが、３走前も見せ場は作った。過去の戦歴からは距離もそう気にならないので。「短距離志向が強いので、１８００ｍは長い気がする。最後の踏ん張りが甘くなってしまうかも」。

　ワイズセレクションは出脚ひと息で後ろからはいつものことだが動けたり動けなかったり。２走前の鞍上でその再現はないか。「体調はなかなかいい。ただ、展開次第の脚質だし、一概に１８００ｍがいいタイプとは言えない」。

　ミオサヴァイブは当地在籍３度目の今回はクラス的に一番上の方で掲示板を外さぬ（２３１４）。距離は相対的に有利に作用する。「忙しいよりもゆったりと運べる距離の方がいい。その点で１８００ｍは歓迎できるが、相手が強そうだね」。