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2020年4月 2日   マリーンカップ (船橋競馬)  

船橋競馬   第11レース   ここに狙い定めたパッシングスルー
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

funabashi03.jpg【中央所属馬の評価】
 クイーン賞馬クレイジーアクセル不在、TCK女王盃馬マドラスチェック不在、エンプレス杯馬アンデスクイーン引退で、今年度最初の牝馬ダートグレード競走は、中心馬不在の様相となった。

 初ダート挑戦となった前走のエンプレス杯で3着と好走したパッシングスルーが、ダート2度目で前進するかが焦点。出遅れもあったが、紫苑S勝ちの能力あり、芝ではあるが新馬勝ち、シンザン記念4着とマイルの実績もある。

 メモリーコウは重賞初挑戦となったTCK女王盃で3着と健闘し、牝馬ダート路線のメドをつけた。地方の活躍馬を輩出する牝系だけに地方のダートは向くはずで、このメンバー構成なら勝機十分だ。

 ラインカリーナは上記2頭と異なり、ダート経験が豊富。関東オークス制覇後、古馬との対戦となってからは勝ち星はないが、牡馬混合戦も含め3、4、3、4、5着と大崩れしていない。前走のエンプレス杯はプラス10キロと太目。絞れて来ればチャンスも。

 スマートフルーレは重賞初挑戦。3勝クラスの格下だが、ここ2戦3着と好走しており、2走前は0.4秒差なら、牝馬ダートグレード競走なら通用の可能性は十分ある。

【地方所属馬の評価】
 地方勢の注目は、転入初戦のラビットラン。18年ブリーダーズゴールドカップに勝ち、京都JBCレディスクラシック2着の実績馬。芝のローズSにも勝っている、絶対能力の高さが魅力。ダートグレード競走では5戦して複勝圏を外しておらず、いきなりの期待も。

 サルサディオーネは天敵クレイジーアクセル不在で、マイペースが期待できる。距離短縮も歓迎で、ハナさえ切れれば2走前のように牡馬相手でも粘れる力を持つ。

 前走エンプレス杯2着のナムラメルシーは、確かに展開には恵まれたが勝ち馬を凌ぐ40秒0の上り。距離短縮は大歓迎で、特に左回りのマイルは合う。

 グランモナハートは昨年のロジータ記念で初勝利。好位から正攻法の競馬でインパクトあったが、タイム的には平凡。マイルは【0-1-2-0】と勝ち星こそないが崩れない。

 ゼットパッションはマイル【2-2-0-0】と得意にしている。昨年後半から力を付けて来たが、現状では南関東A2クラスを勝ち切れない。さらなる成長待ち。

 アークヴィグラスは2歳時重賞3勝と期待されたが、以降成長がみられない。前走の1200mは着順ほど悪くなかったが、マイルに距離が延びるのは、実績あるとはいえどうか。

 ストロングハートはダートグレード競走でも通用するスピードあるが、マイルは少々長いかもしれない。

 チークスは昨年6着だが、現状はB3クラスの格下。マイルも長い。

 園田のスターレーンはクイーン賞1.7秒差9着なら、展開ひとつで掲示板も狙えるが、この馬本来の先行策が取れればなおいい。

 ナラは笠松B級で勝てない近況だけに、ここは相手が強い。

【解説者の予想】
 初ダートのエンプレス杯で健闘の走りを見せ、再びダートグレード競走を狙いに来たパッシングスルーに勝機到来。芝G3勝ちの絶対能力あり、2度目のここは有力馬も不在とメンバーにも恵まれた。

 メモリーコウも2走前がダートグレード競走初挑戦の新参だが、そのTCK女王盃で3着と今後のメド立てた。血統的にも地方のダートは合う。

 逆にラインカリーナは経験豊富だが、マイルのイメージは薄い。57キロはこなせる斤量でうまく先行できればチャンスある。

 注目のラビットランは今回転入初戦だが、能力は証明済み。57キロは重く、ここ2戦もひと息だが、移籍で変わり身あれば。

  サルサディオーネは展開有利で、すんなりの可能性十分。

  スマートフルーレは重賞初挑戦で、能力的には通用の可能性も、初物づくしだけに連候補まで。

  ナムラメルシーは前走で能力の片りんをみせてくれた。展開が向けば。

◎パッシングスルー
○メモリーコウ
▲ラインカリーナ
△ラビットラン
△サルサディオーネ
△スマートフルーレ
△ナムラメルシー

 

おすすめ買い目

馬単 13→9 9→13 13→10 10→13 13→2 2→13 9→10 10→9 13→12 13→4

 

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