Odds Park 競馬

　笠松、名古屋限定の重賞だが、なかなかいいメンバーがそろった。と言いつつ少しケチをつけるなら、本来なら本命が並んでもおかしくないストーミーワンダーは順調さを欠いた経緯が。ニューホープも今度は相手が強くなるし、キタノナシラも気性的に距離がいいとは…。ドリームスイーブルも気配は依然としていいが…。まあこちらメモリージルバも取り消し明けの明けて11歳だが、笠松では無類の強さを発揮する。影響はそれほどないというのなら、妙味はコレ!?

　メモリージルバは取り消し明けになるが、陣営の感触は悪くない。昨年の覇者であり、名古屋屈指の笠松巧者。不気味さしかない。「取り消し明けだが、少し休ませた程度で乗り出せたし、状態に不安はないよ。距離もいいので、あとはここでの力関係になるね」。

　ストーミーワンダーは捻挫で延び延びになったが、６月の飛山濃水杯も似たような過程で快勝している。もはや出るからにはの存在なので。「捻挫の影響で遠征を断念した経緯はあるが、本数も乗れたし、やれるだけのことはやったつもり。差のないレースはできると思う」。

　ニューホープは前走は過信できぬが、当地ならといったところはあらためて示した。こういう距離がいい馬だし、何と言っても若さが魅力。「ここを目標に調整してきたし、悔いのない仕上げができた。前走より相手はそろったけど、スタミナは豊富だから、この距離なら楽しみ」。

　キタノナシラは初の東海クラウンでも０秒１差の３着。転入初戦の快時計はダテではなかった。気難しさをいい方に爆発させられれば。「気難しさは解消しつつあるし、体調も上向き傾向。初オープンでも差のない競馬ができたし、結構やれるんじゃないかと思っているんだ」。

　ドリームスイーブルは３走前は東海ＧＣで僅差。２走前は２組を勝ち切ったし、前走はオープンであわやの競馬。もはや善戦マンではない？　「いいですねえ。中間は抑えるのが大変なくらいの行きっぷり。前走も人気馬と頭の上げ下げだし、距離が合うと思って期待はしています」。