Odds Park 競馬

　７年半振りに開幕した姫路開催も残すところ今週３日間になってしまった。火曜日のメインレースはＢ１クラスの1400メートル戦。本命はヴェルジェーズ。近走はなかなか勝ち切れないレースが続いているが今回は強力馬が不在。徐々に先行有利に変わってきた馬場も味方になりそう。相手候補は降級戦だった前走で変わり身を見せたコスモグラトナスとこのクラスに昇級後安定した成績のメジャーロールの２頭。他にはハマれば一発のあるハニーロコガールや差し脚鋭いラガーユミリン、上のクラスでも好走経験のあるキザシが続く。

ヴェルジェーズは過去にはこのクラスで勝ち経験がある馬。休み明け後はなかなか勝ち切れない状況が続いているが、３走連続で勝ち馬から０秒２差と接戦を演じている。距離も長短も問わないタイプなのでこの距離も全く問題はない。全10勝すべてが逃げ切り勝ち。今回は強力な同型馬がいないのでスンナリ先手を取る事ができればそのまま逃げ切り勝ちは濃厚だろう。

コスモグラトナスはＡ２クラスで２着の経験があるがその後は成績が今ひとつだったが、降級戦だった前走で鋭い伸び脚を見せて２着と変わり身を見せた。相手関係が多少楽になったことと差し馬が有利な馬場状態がこの馬にとって良い方に向いた印象。それでも前走でキッカケを掴んだ事で追い切りの動きも上々。連続好走は少ない馬だが、外枠は好条件なので一発あってもおかしくない。

メジャーロールは兵庫に再転入後８戦して馬券圏内を外したのは１度だけ。その時はスタートで出負けをし流れに乗り切れなかった。それでも４着まで追い込んだことを考えると上々の結果と言える。今回は前走から少しレース間隔が開いたが、追い切りでは軽快な動きを見せていたので問題は無さそう。今回も大きく崩れる事は無いだろう。

ハニーロコガールは好調だった昨年の夏頃の勢いは無いが、終いの脚はシッカリとしており確実に伸びてくる。前走はかなり馬場状態が悪く、先行馬が断然有利だったので仕方の無い結果。この中間の調教でも雰囲気は良い。少しでも差し馬が有利な展開になれば一気に浮上してくるので警戒が必要。

ラガーユミリンの前走はスタートで出遅れてしまい後方からの競馬。しかもかなりのスローペースで先行馬が有利な流れだった。それでも向正面から追い上げてきた内容は悪くなかった。５走前にはこのクラスで勝っているので力は上位。追い切りも活気があり仕上がり上々。発馬が五分なら前走以上の結果が期待できる。

キザシはこのクラスで勝ち経験があるし、準オープンクラスでも再三好勝負をしていた馬。前走の降級戦では勝ち馬こそ強かったものの２着馬とは０秒２差と僅かの差だった。これでキッカケを掴んだ感じで追い切りは好時計で動いた模様。スンナリと好位に取り付ければ久々の勝利の可能性も十分あるだろう。