Odds Park 競馬

　決められた範囲の中とはいえ、われわれ専門紙記者が編成のお手伝いをさせてもらってこのメンバー。自分で自分の首を絞めているが、悩みに悩んだ揚げ句、前走時計がよくて枠もいいキュビットから入ってみようと思う。相手は前々で運ぶであろうサンロックヒル、スターラスベガスに、差しタイプからコトブキポインター、そして元主戦が当たったイヴレアとしたが、お好みの馬、お好みの騎手からどうぞが正直なところ。

　キュビットは勝ち味に旺盛とは言えないまでも好位からの競馬でいつもそこそこ。こういうレースで相手なりがモノを言いそう。「引き続き好調をキープしている。距離の据え置きもいいし、ここも出来の良さで何とかならないかな」。

　サンロックヒルはキラリと光る経歴だが、問題は距離。一応、実績はあるが、自信とまでは…。ここは大ベテランに何とかしてもらおう。「あのペースでハナを切って止まったということは距離なんだろうね。今回は１４００ｍに短縮したし、その点に期待かな」。

　スターラスベガスはちょうど１年でＣ級を卒業。入着組でも常に掲示板といった感じだったし、この顔ぶれなら遜色ないのでは。侮れない。「昇級戦が騎手競走になったが、時計差はほとんどないからね。癖がないから、レースに関してテン乗りは問題ないと思う。ゲートに一抹の不安があるので、そこだけかな」。

　コトブキポインターは止まってしまうこともあるが、道中の動きは活発。こういうレースはこの馬向きの流れになる可能性を秘めるだけに。「この馬なりにいい出来を保てている。騎手競走特有の乱戦になれば、末脚が生きるかもしれない」。

　イヴレアは治療のかいあって暮れから走りが良化。さらに調子を上げたところで乗り慣れた騎手が当たる幸運。ロスなく運んで抜け出す!?　「マイルで頑張ってくれたということは、それだけ調子が上向いているということだろう。距離は歓迎だし、楽しみにしている」。