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2020年1月29日 川崎記念 (川崎競馬) ツイート
川崎競馬 第11レース 南関、左回り、長距離、3拍子揃ったチュウワウィザード
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬
【中央所属馬の評価】
浦和JBCクラシックに勝ちG1ホースの仲間入りをしたチュウワウィザードが、引き続き好調だ。前走のチャンピオンズカップは自身初の馬券圏外(4着)となったが、それでも超豪華メンバー相手に0.3秒差の4着。改めてポテンシャルの高さを証明してくれた。今回は左回りの2100m戦。相手関係も前走より軽くなった。
ケイティブレイブは一昨年の勝ち馬で、昨年2着のG1レース3勝馬。ドバイ帰りを圧勝した浦和記念からも能力の衰えは感じられず、前走東京大賞典8着はその反動と厳しい展開によるものだろう。今回は息の入れやすいコーナー6回のコースで、鞍上は森泰斗騎手なら巻き返しは必至だ。
ミツバは昨年の勝ち馬。タイムは2分15秒台だったが、ケイティブレイブを突き放した走りからも、見劣りはない。ただしその後連対なく、明け8歳と衰えも考えられるが、ゲンのいいレースで巻き返しに期待。
デルマルーヴルは浦和記念4着も、インコースに閉じ込められてスタミナを失った。前走の名古屋グランプリはスローペースを5番手で折り合い、勝負所でムチが入っても反応の悪い面を見せたが、エンジンが掛かってからは、日本一短い名古屋の直線194mで前を行くJRA勢4頭を差し切った。明け4歳だけにまだまだ成長が見込める。
アナザートゥルースは半兄サウンドトゥルーという血統。浦和記念2着も出遅れてケイティブレイブには完敗。前走の名古屋グランプリは好位で粘るもデルマルーヴルに直線でまとめて差し切られた。春の名古屋大賞典からダートグレード競走は3、2、3着と最後の詰めを欠く反面、粘り強く堅実だ。
メイプルブラザーは1700~2100mで5勝。2走前にブラジルカップで2着、上り36.7は評価できる。左回り、距離には全く問題ないが、気性面に難しいところがあり、相手関係と初コースがどうかだけ。
【地方所属馬の評価】
ヒカリオーソは初の古馬相手となる前走の報知オールスターカップで、接戦となる3着。まくられたところを差し返したあたり成長が感じられる。今回も番手からのレースになりそうだが、JRA勢相手にどうのようなレースが出来るか、むしろ楽しみも。
ミューチャリーは休み明けで古馬初対戦。しかもJpn1では分が悪いか。ジャパンダートダービーでは2着デルマルーヴルとアタマ差の3着。今回は潜在能力の高さに期待する手。
前走報知オールスターカップを快勝したオールブラッシュは2017年のこのレースの勝ち馬。川崎コースは前走含め【2-0-1-0】と得意で、近走に関わらず一変する。時計も川崎記念レベルに十分届くが、年齢的に上積みまでは疑問。とはいえ軽視も出来ない。
名古屋のコウエイワンマンはJRA4勝ですべて芝のレース。やはり笠松転入後も未勝利で、なかなか勝ち切れないレースを続けている。
笠松のキタノイットウセイはJRAの新馬戦に勝つもその後鳴かず飛ばず。その後南関東や北海道を渡り歩き、道営記念、赤レンガ記念で2着。現在10歳となり地元笠松でもA2入着級だけに、ここは厳しいか。
北海道のモズオトコマエは昨年の秋、白山大賞典で7着。ただ勝ち鞍は高知の黒潮菊花賞や、金沢のイヌワシ賞だけに、Jpn1となるとどうか。
【解説者の予想】
昨秋JBCクラシックを勝ったチュウワウィザードが中心。チャンピオンズカップからは相手もかなり楽になり巻き返し必至だ。一昨年の勝ち馬ケイティブレイブも実績は互角以上で、好枠からスンナリなら逃げ切りも十分考えられる。近走はひと息だがミツバも昨年の勝ち馬だけに、このコースで復活もあり得る。
デルマルーヴル、アナザートゥルースも名古屋グランプリのレースからも一角崩しは十分可能。南関東の明け4歳2頭、ヒカリオーソ、ミューチャリーにとっても今後を占う意味でも食い下がりたい。
◎チュウワウィザード
○ケイティブレイブ
▲ミツバ
△デルマルーヴル
△アナザートゥルース
△ヒカリオーソ
△ミューチャリー
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