Odds Park 競馬

◆中央馬の評価

◇デルマルーヴルは兵庫ジュニアＧＰ１着、全日本２歳優駿アタマ差２着。ＪＤダービー２着の勝ち馬はあのクリソベリル。初の対古馬となった白山大賞典は名古屋大賞典馬グリムのクビ差２着と、交流主体で出世してきた。上がりの競馬となった前走を糧に１年ぶりの勝利を目指す。

◇メイショウワザシはこれまでほぼ逃げ～２、３番手の競馬で良績を残しており、小回りの当地でその先行力がより威力を発揮しそうな予感がする。また、（１１１５）の２、３番手より、（３１１０）の逃げのほうがよさそうでもある。ここはその形が望めそうだけに…!?

◇アナザートゥルースは重賞初挑戦となった３月の名古屋大賞典で３着になると、４月の阪神Ｇ３アンタレスＳを差し切って重賞ウイナーの仲間入り。１８００ｍを主に好位～中団から前を見ながら運ぶ安定したレースぶりが持ち味。２５００ｍにも対応可能だろう。

◇アポロテネシーは２勝クラス、３勝クラスだが自身初の連勝でオープン入り。時計を要し、ゆったり流れる競馬が合っているようだ。右回りでも好走歴はあり、となると当地の２５００ｍはピッタリかも。初オープンが初重賞だが、地方交流なら善戦以上も十分に!?

◇アングライフェンはダートは６歳からで芝（５４２20）に対し（２３１６）。オープン格になってからのもの、しかも後ろからの競馬でほぼ１秒圏内に来ているのだから、適性うんぬんを語る必要はないか。小回りがどうかだが、他の中央馬が４頭という交流戦なら何とかなる？

◆地方馬の評価

◇ステージインパクトは中央未勝利で地方へ移ると、３～４歳の兵庫ではＡ２までだが（６０１１）。以後は道営で、５歳（５０１１）、６歳（２１１３）、７歳の今年も（１３１３）と息の長い活躍。道営記念①⑦②着がキラリと光る。昨年大井の東京記念遠征は⑧着だったが…。

◇カノウムスビは中央未勝利（０００９）から金沢Ｃ２（１１２１）を経て今シーズンから当地へ。当初はモタつきもあったが、５月末から３連勝を含む（４１１０）でＡ級へ。ただ、９月の勝利を境に厳しい戦いを強いられるようになっている。何とか食らいついていきたいが…。

◇コウエイワンマンは中央（４７４46）で３勝クラスからの転入。良績はすべて芝で、ダートは（０００８）だったが、転入初戦の笠松・オータムＣで２着に激走し、地方レベルならというところは示した。芝でも２０００ｍ以上が主だっただけに距離を味方に応戦したいが。

◇オールージュは今年の正月、昇級初戦でオープン下のメンバーによる新春盃を制すと、その半年後にはオープン特別勝ち。今年、飛躍した一頭である。足踏み感がなきにしもあらずだが、出来は悪くないというし当地の中では距離は向く部類。地元最先着と言わず、掲示板を目標に。

◇ミッレミリアは中央未勝利はすべて芝で（０１１10）。だが、３歳秋に兵庫へ転じると快進撃。４歳夏にはオープンの安定勢力となるまでに至った。５歳以降は勝ち星がなく当地に変化を求めてきたが、初戦は５着。コース２走目の上積みは見込めるが、この相手ではさすがに…。

◇サザンオールスターは２歳秋に道営から転入。２歳の（２１３２）に対し、３歳は（１４３11）だが、これは重賞路線に乗ったこともあろう。４歳（７９３６）、５歳の今年も（２１１５）と歩みを止めていないのがいい。今回は休み明けをひと叩きした後になる。格好つけたい。

◇デジタルフラッシュは昨年秋、中央１６００万（現３勝クラス）から転入。初戦のＡ－４では圧巻のひとマクりを披露してくれたが、その後相手が上がると善戦止まりで、５月以降は馬券からも遠ざかっている。中央３勝目は中山２４００ｍだけに距離は悪くないと思うのだが…。

◆レースの見解

　アナザートゥルースは東京大賞典に選ばれながらもこちらを選択。実を取りに来たと考えるのが自然だろう。浦和記念ではアナザートゥルースに遅れた３歳デルマルーヴルだが、今回は地元のリーディング・岡部誠騎手を配して逆転に燃える。地方初参戦の中でいかにも当地向きといった感じなのはメイショウワザシ。こちらは名古屋の交流グレードをすべて制している武豊騎手だ。アングライフェンは小回りがカギも、そこは若き天才・マーフィー騎手が何とか。首位争いはこの４頭。距離適性や勢いは認めるが、アポロテネシーは押さえまで。

◎アナザートゥルース
○デルマルーヴル
▲メイショウワザシ
△アングライフェン
×アポロテネシー