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2019年11月28日   浦和記念 (浦和競馬)  

浦和競馬   第10レース   デルマルーヴルが惜敗続きにピリオド
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬

urawa11.jpg【中央所属馬の評価】
 デルマルーヴルは3歳馬。地方の小回りコースは兵庫ジュニアグランプリ勝ちなど経験豊富。近走なかなか勝ち切れない3戦連続2着だが、54キロは恵まれた。ジャパンカップを制し勢いに乗るオイシン・マーフィー騎手の手綱さばきに注目。

 アナザートゥルースは今年アンタレスステークスに勝っている。なによりサウンドトゥルーの半弟(父アイルハヴアナザー)の血統背景。兄よりも融通が利きそうなタイプで、小回りコースは名古屋大賞典3着の実績。

 ケイティブレイブは3年前の勝ち馬。当時まだ3歳で、G1を制する前だが、早め先頭からクリソライトに4馬身の差を付けて快勝。それ以来の浦和コース凱旋になるが、ドバイ遠征後ここまで使えなかった点が気がかり。クリストフ・スミヨン騎手で復活期す。

 ロードゴラッソの前走JBCクラシックは、スタートで躓いたことが最後まで響き7着(3番人気)と不本意な結果。ダートグレード競走では結果が出せない近況だが、浦和コース2度目なら巻き返しも。ミルコ・デムーロ騎手がどう導くか。

 アイファーイチオーは2走前53キロとハンデに恵まれたBSN賞に勝ったが、前走の太秦ステークスは別定57キロを背負い14着大敗。実績的には右回りよりも左回りだが、メンバー的にもここはより厳しいレースになりそうだ。

【地方所属馬の評価】
 オールブラッシュは昨年の勝ち馬。グリムを筆頭に好メンバーが揃った中、勝負どころでひとまくりし4馬身差の快勝だった。一昨年も4着と高い浦和適性。転入初戦となる今年は、大井所属馬として出走。吉原騎手なら抜かりはないはず。

 センチュリオンはJBCクラシック3着馬。ハナ差の1、2着馬から4馬身離されたが、地方馬最先着だった。全9勝中JRA8勝は全て1800m。地方競馬での1勝は浦和2000mの武蔵国オープン。前走のタイム2分6秒9(重)なら、例年なら勝ち負けレベル。

 マイネルバサラは2年前の勝ち馬。今回浦和・小久保厩舎に転入し再起をはかることになった。2年間未勝利で、今年は大敗続きと、2年前のポテンシャルには程遠い現状。モマれ弱いところあり、大外枠は不利ではあるが悪くはない。

 ヤマノファイトは前走東京記念で6着。快調に飛ばし3コーナーでは早くも先頭に立ったが、外枠、プラス12キロも影響したのか、直線で失速した。そこからどう立て直したかだが、羽田盃など好走時はインパクトあるレースをする。

 キングニミッツは2歳時から活躍し、北海道の3歳3冠でも3、2、3着と安定しているが勝ち切れなかった。南関東に移籍してからも重賞では入着級で、オープン勝ちレベル。どう乗っても詰めが甘く、展開次第。

 バイタルフォースはJRA4勝で今年南関東に転入。初戦は11着大敗も、叩かれた前走東京記念トライアルは4着(1.4秒差)決め手が甘く、ここはメンバーが大幅に強化しただけに…。

 笠松のナラは通算3勝だが、既に32戦している3歳牝馬。南部杯12着、JBCクラシック10着。現状ではそのあたりが限界。

【解説者の予想】
 G1レース3勝のケイティブレイブは最内枠を引いたが、久々で状態も微妙なだけに、ここはあくまで暮れに向けての叩き台とみた。ならば順調さと3歳54キロが魅力のデルマルーヴルに食指。なかなか勝ち切れない近況も古馬との対戦も前走で経験済み。3歳馬が3年連続連対中のこのレースはちょうどいい舞台で、2着続きにピリオド打つ。
 オールブラッシュは昨年の勝ち方も鮮やかで、7歳だがまだまだ活躍できる状態での転入。早めの積極策なら勝機十分。アナザートゥルースも小回り経験済みで、3走前のアンタレスステークスではグリムを完封と今が充実期。
 JBCクラシック大敗のロードゴラッソも巻き返しの余地は十分。同レースで地方馬最先着のセンチュリオンも大崩れはしない。

 ◎デルマルーヴル
 ○オールブラッシュ
 ▲アナザートゥルース
 △ケイティブレイブ
 △ロードゴラッソ
 △センチュリオン

おすすめ買い目

馬単 11→9 9→11 11→7 7→11 11→1 1→11 9→7 7→9 11→5 11→2

 

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