Odds Park 競馬

　前回の東海クラウンに遠征馬、名古屋馬が加わったが、この組み合わせなら堅実ウインハピネス中心が妥当だろう。過去のデータ的には優位な遠征勢、名古屋勢だが、こと名古屋勢は走るか走らないか微妙な面が多分にある。ここは距離がいい金沢フジノナデシコに、動けそうな地元のシャドウチェイサー、ドリームスイーブルを相手本線にしたい。穴っぽいところでは手替わりヴェリテ、距離延びてデジタルフラッシュ。

　ウインハピネスはそれまでは相手が悪かっただけ。東海クラウンを勝利し意気上がる。交流重賞でもこの顔ぶれなら引き続きいいところだ。「勝って転出のプランでしたが、笠松グランプリの権利が取れたので、それまでは当地で頑張ることに。距離延長も歓迎材料ですし、この顔ぶれならチャンスがありそうですね」。

　シャドウチェイサーは自身の競馬をしたが、相手が一枚上だった。勝ち馬はいるし、新たな顔ぶれも加わったが、自分の競馬はできそうだ。「いい意味で平行線。馬の状態は安定しているが、前走の勝ち残りがいてメンバーも強くなる。距離延長でどこまで踏ん張れるか」。

　フジノナデシコは中央５００万では２４００ｍにも出走歴。牝馬ながらスタミナ比べは望むところか。輸送も中央時に経験済みだ。「12日に気合をつけたので、直前はサッと流して仕上げる予定。一連の出来は維持して臨めそうです。距離を問わず堅実ですが、どちらかと言えばゆったりした流れが合うタイプ。当日の馬場と展開次第ですね」。

　ドリームスイーブルは１９００ｍ（０００３）だが、いずれも４着。距離というより重賞での相手関係だろう。この顔ぶれならヒケ目なし。「出脚のつかないケースが時折ありますが、状態自体は悪くないですからね。距離も許容範囲ですし、ポンと出てうまく追走できれば」。

　ヴェリテはすごみは薄れたかもしれぬが、まとめてはいる。名古屋のオープン特別を７勝の実績。意外性を発揮したい。「この馬なりに走っているけど、遠征馬の参戦もあって今回はかなり骨っぽい相手関係になった。展開が向いても掲示板くらいでは」。

　デジタルフラッシュは２走前にコンマ差に詰めたのは２組で時計がかかったから？　転入当初の豪快さが感じられないが、距離は魅力。さらなるきっかけにしたい。「前走はスローで上がりの競馬。脚質的なものがあるし、なかなか常識にかかってくれません。久々に長い距離で走れますが、果たして…」。