Odds Park 競馬

　重賞へのプランもあったというアビゲイルだが、今回は自己条件を選択。昇級戦でも1600ｍでも、この組み合わせなら行ってしまえば勝ち負けだろう。。相手は競馬がうまいメイショウカラタチに、交流戦で善戦したラノカウ、ベルリラ。穴は笠松ストロベリーキングの差し。

　アビゲイルは現状は逃げが条件かもしれないが、ここはそれが可能だし、それなら距離もこなせる。力発揮ならＡ級古馬相手でも。「格上へ挑戦するより無難なこの条件を選択した。１ハロン程度の延長なら問題ないし、体調も充実しているから、もう一丁を期待している」。

　メイショウカラタチは牝馬限定とはいえ、オープン馬もいたメンバーでは自分の競馬をさせてもらえなかった。ここは好位から運べそうだ。「前走は強いメンバーを相手に早めに脚を使ったから、息が切れたのも仕方ないかな。出来落ちではないし適鞍のここなら少なくともあのようなことはないと思っている」。

　ラノカウは思ったほどの成績は挙げられていないが、ここにきての走りや雰囲気は悪くない。この距離の方が競馬もしやすいだろう。「減っていた馬体は回復傾向にあるし、それにつれて走りが良くなってきた。前走にしても上がりは37秒台の脚を使っていたからね。末脚の良さを生かせる流れになれば」。

　ベルリラは離されたものとはいえ交流戦で３着は自信になる。1600ｍも望むところだし、自在に立ち回ってここも上位争い。「いくらか疲れがあるようで、一時のことを思えば物足りない状態だがそれでも堅実にまとめている。ある程度前へ行って、うまく追走できればそこそこにはやれるかな」。

　ストロベリーキングはテンに行けないが、おしまいはしっかり。名古屋でも２走前に３着あり。この距離の方が動きやすいだろう。「涼しくなってハミ掛かりが良くなってきた印象だね。展開次第の面はあるが、距離が延びたぶん２走前より競馬はしやすいのでは」。