Odds Park 競馬

　順調にきていた昨年はきっちり勝ったが、同じように３カ月ぶりだった一昨年は伏兵に敗れたカツゲキキトキト。といってもハナ差だし、昨年の着差も半馬身。４月のオグリキャップ記念も３カ月ぶりで辛勝だっただけに、それがキトキトということだろう。相手筆頭は大井ハヤブサマカオー。続いてストーミーワンダー。格下だが兵庫ペリステライト、そしてまだ上積みがあるはずのモリデンルンバ、ラミアカーサの食い込みがあれば少しはつくが…。

　カツゲキキトキトはご存じ名古屋の雄。ローテに狂いは生じたが、そんな時でも結果を残してきたのが本馬。地方の顔と言われるゆえんだ。「６月の六甲盃回避を決めてから２週間ほど楽をさせたが、馬場入りを再開してからは順調で、乗り込みは足りている。直前の併せ馬はここ数走で一番の反応を見せたし、力を出せる状態に仕上がっている。地方馬同士なら休み明けでも期待できると思う。ここを使って金沢イヌワシ賞へのプランだよ」。

　ハヤブサマカオーは２歳時だがＪｐｎ２兵庫ジュニアＧＰ勝ちがキラリ。大井に転じてひと脚使っているし、数ある選択肢の中からここへ。不気味さあり。「前走後はここを目標に乗り込み、仕上がりはいいですよ。元中央馬だから初コースや輸送は心配ないし、距離さえ克服できれば」。

　ストーミーワンダーは順調さを欠きながらも新設・飛山濃水杯を制し、遠征の金沢スプリントＣをぶっこ抜いた。笠松代表として迎え撃つ。「完調にはいま一歩だが、そのぶん力みがなくなってうまくハミが抜けている感じ。一気の条件強化だが、恥ずかしくないレースはできるよ」。

　ペリステライトは兵庫ではＡ２で掲示板といったところだったが、前走の交流戦好時計勝ちを評価。笠松の馬場がハマるようならさらに!?　「最近は末脚に安定感が出て、相手なりに動けるようになっている。雨馬場は得意だし、輸送距離が延びる点も問題ないと思う。一線級が相手でも楽しみを持っているよ」。

　モリデンルンバは距離短縮でとみていたサマーＣで前進見られず。南関東の内容からするとこんなものではないはずで見限りづらいのだが。「少し調教方法を変えてみた。まだつかみ切れないけど、良化の兆しはある。良馬場で真価を問いたいが、また雨予報。何ともねえ」。

　ラミアカーサは転入当初から攻めの感触は悪くなかったが、さらに上向いた印象。兵庫のＡ１でも善戦歴があった。もう少しやれても。「今週の調教はキレキレの動きで文句なし。暑さに強い体質で体調は申し分ないが、力量的なものもあるからね。どこまでやれるかな」。