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2019年5月16日   第57回 のじぎく賞重賞1 3歳牝馬登録馬サラ系3歳 定量 (園田競馬)  

園田競馬   第11レース   ライバル不在で負けられないリリコ
"全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 宮垣 優"

sonoda02.jpg 木曜日のメインはグランダムジャパン3歳シーズン第7戦、のじぎく賞。重賞を連勝し現在トップをひた走るゴールドリングが直前に回避を表明し少し物足りなさを感じるが、他陣営からすればここでポイントを加算して大逆転を狙っている。本命はリリコ。デビューから馬券圏内を外したのは1度だけ。ここ3走は苦杯を舐める結果になってしまっているが、馬場や展開を考えると内容は悪くないので今回は地元戦で巻き返す。相手候補は連勝で勢いに乗るアヴニールレーヴと前走で南関重賞で4着に入ったグレースレジーナの2頭。他には前走JRA馬相手に強い内容で勝ったチャービルや遠征競馬で力を付けたチェリーフオール、船橋から遠征してくるアストレアウイングなどが怖い存在。

リリコは園田プリンセスカップを勝ち、2歳の早いうちから兵庫のトップクラスを走っている。デビューから安定した成績を残し、馬券圏内を外したのは7着だった兵庫若駒賞だけ。ここ3走は名古屋へ遠征に行き、スプリングカップ3着、若草賞2着、東海クイーンカップ2着。特にここ2走は現在グランダムジャパン3歳シーズンでトップのゴールドリングに連続で破れている。しかし、若草賞では3着馬に4馬身差、東海クイーンカップでは大差を付けていたこと、先行有利のなか中団から後方の位置で差してきた内容は悪くない。この中間の調整はいたって順調で最終追い切りは併せ馬で行われ好反応の動きを見せていた。現在トップのゴールドリングから8ポイント差の4位につけているので、ここで勝って逆転といきたいところだろう。

アヴニールレーヴは重賞勝ちは無いが、兵庫若駒賞やラブミーチャン記念で2着に入るなど能力は確か。休み明け後から連勝を続けているし勢いはメンバートップだろう。特に前走は距離面を心配されていたが、いつも通り先手を奪うと最後まで後続を寄せ付けることなく5馬身差の圧勝。当日の天気の具合が気になるところだが、今は先行馬が有利の馬場状態だし、逃げ馬はこの馬だけで展開面でも有利。スンナリと単騎の逃げが叶えば初めての重賞制覇が見えてくるだろう。また、鞍上の下原騎手は意外にもこのレース未勝利なので自身初めての「のじぎく賞」制覇できるかにも注目。

グレースレジーナは今回、大井からの遠征馬。前走の東京プリンセス賞では好位の5番手追走から直線で外に持ち出すとジワジワと伸びて4着。上位馬とは少し差が開いたが内容的には良かった。その年の南関東牝馬クラシックで上位に来た馬の「のじぎく賞」参戦はおそらく初めて。二の脚があまり速い馬ではないのでスタートから直ぐコーナーのある1700m戦で外めの枠に入ってしまったことは心配ではあるが、好位で進めれば十分勝ち負けになってもおかしくないだろう。

チャービルは現状のクラス的には上位馬に少し劣る感じではあるが、前走のJRA交流戦を快勝し波に乗っている。1700m戦は12着、4着、5着と良績が無く心配材料ではあるが、ここ2走の連勝内容や成長度から難なく突破してもおかしくない。逆にここで結果が出なければ短距離路線にシフトする試金石の一戦でもあるだろう。

チェリーフオールは名古屋での若草賞、佐賀でのル・プランタン賞と遠征が続いていたが、2走とも良い末脚で追い込んでそれぞれ4着、3着と内容、結果とも良かった。その経験で力を付けた感じで追い切りの動きなどはかなり良く映った。先行有利の馬場がネックだが、展開がハマれば一発秘める存在。

アストレアウイングは船橋からの遠征馬。前走の東京プリンセス賞では7着だったが、道中は離れた最後方から上がり最速で追い込んだ脚は良かった。脚質的に小回りコースの適正や展開など課題は多いが決め手勝負になれば浮上してくる。園田の重賞は幾度となく勝利をしている岡部誠騎手の手腕にも期待。

おすすめ買い目

馬単 4→8 8→4 4→10 4→7 4→9 4→6

 

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