Odds Park 競馬

　昨週から始まった今年のその金ナイター。２回目のメインレースはオープンクラスの1400ｍ戦。短距離の上位馬が揃ってなかなか面白いメンバー構成。秋の園田チャレンジカップや園田ゴールドカップ、そして他地区の短距離戦に向けて参考になる一戦になりそう。本命はタガノカピート。前走の勝ち振りは良かったし、追い切りも軽快。斤量増でも54キロなら許容範囲内だろう。相手候補は前走をシッカリ勝ち切って能力上位を証明したメイプルキングと斤量減で巻き返しを図るハタノキセキの２頭。他にはこのクラス３勝のリッパーザウィンや距離短縮が良い方に向きそうなエイシンビジョン、引き続き軽量が魅力のラミアカーサがその後に続く。

タガノカピートはこの距離で崩れたのは２、３走前の２度だけ。前走は道中２番手に取り付くと３コーナーでは先頭に並びかけ、直線は力強い伸び脚で快勝。ゴール前ではまだ余裕があった。その時の斤量が52キロだったので軽量の恩恵があったことは確かではあるし、今回は２キロ増えて54キロになる点がポイントになってくるが、この斤量ならまだ許容範囲内だろう。この中間は育成牧場でシッカリ調整され、先週に帰厩。最終追い切りでは活気のある動きで順調さをアピールしていた。前々での競馬ができれば連勝も十分可能だろう。

メイプルキングの２走前は初めてのオープンクラスでの戦いということもあり、道中も控えるかたちで少し慎重にレースを進める感じだった。前走はスタートから積極的な競馬で強い内容の勝ち方だった。この中間もいたって順調で追い切りでは軽快な動きで好時計をマーク。上記のタガノカピート同様、斤量が２キロ増えるところはカギになってくるが、前走の様に前に付ける競馬ができれば十分勝ち負けになるだろう。

ハタノキセキは安定感も抜群でオープンクラスではトップクラス。重賞未勝利が不思議なくらいだ。前走は勝負所での手応えの割りに直線で弾けなかったのは58キロという斤量が要因だろう。今回は１キロ減るのでスタートからの行き振りも変わってくるだろう。中１週と間隔は少し詰まっているが、中間の攻め気配は変わりなく良いので心配は要らない。巻き返しは必至だろう。

リッパーザウィンは兵庫に転入後掲示板を外したのは１度だけ。それもダートグレードの兵庫ゴールドトロフィーなので致し方なし。元々切れる脚を使うタイプの馬ではないので前走の様な位置では少し厳しかった印象。中間も乗り込み量は豊富で仕上がり状態は良好の模様。理想は逃げか番手での追走なのでそういう競馬ができればアッサリ勝つ場面も十分に可能だろう。

エイシンビジョンは転入緒戦は快勝したが、その後２戦は少し今ひとつの結果。今回はＪＲＡ在籍時に３勝をしている1400ｍ戦に距離を短縮した点は良い方向に向きそうな予感。転入後は逃げる競馬をしているが、ＪＲＡ時には好位での競馬もしていたので多少の脚質の幅がありそう。スムーズに立ち回れれば一発ありそう。

ラミアカーサは追い込み脚質の馬なのでどうしても展開に左右されやすいが、52キロという斤量ではたとえスローペースでも鋭い末脚で追い込んでくる。この中間もいたって順調で良い状態を維持している感じなので、展開さえハマれば一気に差し切る可能性も。