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2019年4月 2日 桜花爛漫特別A2 4歳以上サラ系4歳以上 定量 (園田競馬) ツイート
園田競馬 第11レース 追えば追うほど果てしなく伸びるタガノラガッツォが昇級突破へ!
"全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中村 龍海"
連勝馬が3頭、他にも好調馬が揃いに揃ったことで大激戦の様相。実際に上位各馬の時計差はほとんどなく難解極まるが、一連のパフォーマンスから更なる伸び代が見込めそうなのは6連勝中タガノラガッツォ。内で我慢させた前走は決してベストパフォーマンスではなく、捌きやすい枠から長く脚を使える特性を生かせればまだまだ時計は詰まる。このメンバーでも最有力視。スターリーウォリアは昇級後2戦いずれもスムーズさを欠いており、内枠続きから解放された今回はエンジン全開。ドウカンヤマはスピードに長けるサウスヴィグラス産駒で園田コースは間違いなく合う。実績的にも上位評価が妥当。ステップシュートはここが試金石も、レースセンスに関しては他を凌ぐ。移籍後まだ底を見せていないタラニス、上がりが掛かればウインベントゥーラも台頭可能で、押さえ候補まで見てもそう力差はない。
タガノラガッツォ…圧勝続きで迎えた前走は着差に派手さこそなかったが、これは道中で内を回らざるを得ず仕掛けを待たされたため。実際にゴール板を過ぎたあとでもまだ伸びており、スムーズにスパートできていれば更に着差は拡がっていたはず。ゆえに内枠→外目枠は好都合で、本来のパフォーマンスができれば初A級も悠々突破可能。
スターリーウォリア…位置取りが悪くなった上に馬群を捌けず直線しか追えなかったことが前走の敗因。2走前もなかなか内が開かずスパートが遅れており、昇級後はいずれも消化不良の内容。行き脚がそう速くないことからも内枠よりは外枠の方がレースがしやすく、3走前のような早め勝負ができれば十分勝ち負けになる。
ドウカンヤマ…JRAのダート短距離で何度もハナを切っているほどの快速馬。実績的に見れば1ハロン延長は一見微妙だが、この手のタイプはコーナー4つの小回り形態なら息が保つ可能性が高い。サウスヴィグラス産駒は地方ダートの鬼で、先週までの前残り馬場も踏まえれば初戦から見せ場以上の活躍が見込める。
ステップシュート…近2走は開いた内を掬ったり展開が向いたりと恵まれた感もあるが、特殊馬場や流れに左右されず常に好走を果たせるのは巧みなレースセンスがあってこそ。今回は相手強化と外枠の対応がカギとなるが、それを難なくこなしてもおかしくないポテンシャルは秘めている。
タラニス…移籍初戦は逃げ有利馬場、前走は道中で前が塞がったことで結果的に展開が向いた感があり、このメンバーで地力勝負を求められた際には若干の不安が残る。とはいえ更に伸び脚の切れが増した追い切り内容からも状態面の伸び代はまだまだ見込めるだけに、昇級でもやはり警戒は必要。
ウインベントゥーラ…外差し馬場から先行有利馬場へと変わった2走前以降は圏外に終わっているが、前走の上がり3ハロン時計からも末脚の威力自体は決して衰えていない。展開や立ち回りに注文は付くが、他の有力馬が早めから動いていきそうな今回は出番が望めそうだ。
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