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実績最上位タガノゴールド、勢い十分メイショウオオゼキの新子厩舎２頭がかなり人気を集めそうなメンバー構成となった。しかし本命は転入２走目のエイシンミノアカ、上積みと素質に賭けてみる。前述の２頭ももちろん勝ち負け必至で、当然ながら主力として信頼する。同距離経験のあるメイショウヨウコウとエイシンホクトセイ、まだ見限れないエイシンビジョンも展開次第では圏内へ食い込める力あり。

◎　エイシンミノアカ…転入初戦の前走は一見見せ場のない６着だったが当時の馬場状態は圧倒的な先行内回り有利、そのような状況下で勝負どころ外めを回って押し上げと見どころは十二分にあった。休養明けで余裕残しの仕上げだった事もあり、当然ながら今回は大幅な上積みを期待して良い。前走時とは全く違った走りを見せてくれるだろう。

○　タガノゴールド…ここ３走はパッとしない走りとなっているが、馬体重の増減の激しさからも４走前ＪＢＣ競走の反動が多少出ていたように感じる。この度は攻め気配や動きがかなり良いとの事で、復調の兆しが出てきたと見て良さそうだ。ロスなく立ち回れる内枠もプラスに働く公算が高く、本来の力強い伸び脚が復活する可能性大。

▲　メイショウオオゼキ…転入後は２番手から楽に抜け出す圧巻の勝ちっぷりで４連勝、９歳馬だがここにきて才能が開花したとまで言える。これまでの走りからも距離延長がマイナスになるイメージは何らなく、先行力があるので大外枠も問題なさそうだ。人気の重圧にさえ負けなければアッサリ押し切っての賜盃となる公算大。

△　メイショウヨウコウ…今回で同レース六甲盃は４年連続の参戦、過去３年は結果イマイチも経験の豊富さは抜けている存在。加えて今回は４度目にして初めて主戦である吉村Ｊが騎乗、これはかなりのプラス材料と言って良いだろう。近２走の走りから年齢的な衰えも感じないし、ここは大駆けを期待して良いかも。

×　エイシンビジョン…転入初戦の２走前は軽快に逃げて昨年の摂津盃馬タガノヴェリテを完封。強さを見せつけたと思われたが、前走は勝ち馬に早めに迫られると抵抗できず６着敗退。やや気性的に計算できない面はありそうだが、２走前のように勝負どころまで気分良く逃げさえすれば変身があるやも知れぬ。

×　エイシンホクトセイ…一昨年はしぶとく４着、昨年は僅差の３着とこの舞台にかなりの適性を見せている。確かに近２年と違って勢いに陰りは見られるが、攻めからもデキ自体は決して悪くない。この特殊な条件、リピーター的な存在で注意は必要だ。