Odds Park 競馬

２月末に行われた同距離同条件戦は三連単84万の大波乱決着。ただ上位入線馬はみな走れる裏付けがあった馬で、それほどこの路線は力差が拮抗しているということ。今回も展開や枠順次第で結果が大きく変わりそうなメンバー構成となり難解。予想は妙味も意識して攻める。本命は今回が初距離となるキータイプ。中央在籍時は中距離メインで使われていたが、掛かりやすい気性やペースの緩急に弱いことを考慮すれば短距離戦の流れは間違いなく合う。攻め駆けするタイプというのも距離適性を裏付けるもので、今回が絶好の狙い頃だ。ヨウチエンコースの前走は外枠が仇となり前付けできず、あげく終始大外を回らされては大敗もやむなし。本来の先行策で改めて。エイシンカーニバルは前走のブランクを思えば膨大な上積みがありそうだが、まだ気性的な難しさが孕むゆえに評価は３番手まで。短距離戦は堅実シーズアレインボー、イン回りならトウシンムサシ、短距離戦なら見直しがきくワンショットキラーなど、９頭立てながら伏兵陣も多彩。

キータイプ…中央実績ほどのパフォーマンスがまだ見られない現状だが、常に序盤で掛かり気味の追走になっていることからもスムーズに力を出せていない印象。前走では再三道中で詰まりながら入着を果たしたように、能力自体は十分に備える馬。この距離短縮でストレートに力発揮となれば一気に浮上可能。

ヨウチエンコース…先陣争いで後手を踏んだ上に道中の距離ロスも大きかった前走は度外視。２～３走前はほぼ馬なりで先行できているようにスピード値は相当で、今回の内目枠ならスンナリと前付けできる。先行した際のレース内容はどれも中身が濃く、ここは即反撃へ。

エイシンカーニバル…長期ブランク明けで急仕上げでもあった前走が小差４着と、中央実績通りの力は十分示した内容。２走目の上積みを見込めば当然Ｖ候補となるが、時折口向きの悪さを見せていたようにまだ走りは荒削り。全幅の信頼までは置けず、ここは相手候補とする。

シーズアレインボー…全体的な成績からすればムラ駆けだが、現級の1230メートル戦に限ると全６戦ですべて４着内にまとめている。前走の人気薄好走もまったくフロックではなく、ハナ或いは好位インから運べれば連続好走可能。

トウシンムサシ…前走は前に壁を作れず折り合いを欠いた上、終始大外回りでタメも作れず。２～４走前の好走はすべてインコースをロスなく運んでのもので、好相性の鞍上に戻り内々でタメを作れるようなら巻き返しがあっていい。

ワンショットキラー…前走は見せ場なしに終わったが、３走前はメンバー中２位の上がりをマークし、２走前はチグハグなレース運びになりながらも勝ち馬からコンマ５秒差。1230メートル戦の内容そのものは悪くなく、着順のイメージほど軽視するのは危険。