Odds Park 競馬

　前回はスタートしてすぐ落馬の憂き目に遭ったメモリージルバ。東海ゴールドＣの結果からすると、普通に回ってきていたら…。まあタラレバ言っても始まらないので、ここですかさず反撃してもらおう。僚馬ウォーターディル、４歳牝馬ネコマレーの逃げたほうに残り目が。ハタノリヴィールもそろそろいいところを見せてほしい。以下も狙い目十分の面々だけに、波乱含みではあるが。

　メモリージルバは前走は痛恨の落馬中止。あれだけで笠松巧者の評価が下がることはないし、得意の季節でもある。巻き返しがあっていい。「落馬放馬で軽い外傷があり楽をさせたので、予定していた白銀争覇は間に合わなかった。ただ、その後の調整は順調だし、攻め駆けしない馬にしては時計もまずまずじゃないかな。変なトラウマが残ってなければいいけどね」。

　ウォーターディルはここ３走は何かと展開が厳しかった。この距離でも名古屋のオープンを勝っている。普通に行き切れれば。「ここまで来るとマークが厳しくなってしまうのは仕方ないが、ほかに手もないので、ここも自分の競馬を貫くだけ。マイル戦で息の入りが良くなるようならかな」。

　ネコマレーは８月後半からひと皮むけた。ベストは逃げだが、外めすんなりなら２番手でも。笠松も問題なく、この相手でも楽しみはある。「この馬にしてはかなりハードな追い切りを消化しましたし、距離延長を意識した、いい調整ができたと思います。オープンに上げられましたが、自分の競馬をしてどこまでやれるかでしょう」。

　ハタノリヴィールはウインター争覇、マーチＣと昨年復活した重賞を制し、一時期は当地№１と称されたほど。そろそろか。「最近は他馬を気にするようなそぶりで出脚が伴わない。格上げ戦でも力差は感じないが、もう少し外がよかったかも。出たなりの競馬で」。