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地方全国交流のダービーグランプリは好スタート好ダッシュでハナを奪い②着だったクリノヒビキ。今回は古馬との初対戦だが、昨年重賞を２勝した実績や充実ぶりから好勝負が期待できそう。キーアシストは兵庫転入後、出遅れが響いた２走前の名古屋・マイル争覇以外はすべて上位争いを繰り広げている。強敵が抜けたここは当地初Ｖのチャンスあり。1400ｍの前走が意外と伸び切れなかったメイクミーハッピーは距離を延ばして反撃を狙う。明け11歳のトウシンイーグルは今回Ａ２降級戦。久々を克服できれば面白い存在になりそう。エスポワールパレス、スナークレッドも立ち回りひとつで圏内。

クリノヒビキ･･･ＪＲＡ時代は結果サッパリだったが、兵庫移籍後は兵庫ダービー②着や、園田オータムトロフィー、岐阜金賞の重賞２勝を含む計６勝をマークするなど素質が開花。前走の地方全国交流・ダービーＧＰでは強敵を相手に少差②着だし、ライバルで③着のコーナスフロリダには４馬身の差をつけた。今回が古馬初対戦だけに楽観視はできないが、自己条件だし、通用するだけの力は十分ある。

キーアシスト･･･2014年岐阜金賞②着、同年の東海菊花賞勝ち馬。その後はＪＲＡに移籍し500万条件１勝、1000万特別でも好走していた。昨年兵庫に転入してから馬券圏内を外したのは２走前の名古屋・マイル争覇だけだし、そのときもカツゲキキトキトなど歴戦の猛者相手に少差だったので上出来。スタートが不安定ではあるものの、順当ならソロソロ順番が巡ってきても。

メイクミーハッピー･･･前回は３連勝中だった距離に戻して確勝を期したものの、近走ほどの末脚が使えていなかった。それでも②着馬からは０秒３と小差にまとめたし、デキ落ちや一時期見られた気難しさが再び出たわけではなく、現級1400ｍの流れに戸惑ったことが原因に映ったので、距離延長のここはまだ十分見直せる。

トウシンイーグル･･･ＪＲＡ時代にはシリウスＳ(ＧIII)③着、ダートグレード競走のダイオライト記念(JpnII)②着などの実績を残した。兵庫転入後で大きく崩れたのは２戦目の名古屋グランプリ(JpnII)と折り合いを欠いた５走前のＡ１戦くらいで、それ以外は善戦だし、特に昨年８月からは４走して３度馬券に絡んでいる。２カ月の休み明け＋高齢によるズブさもあるが、降級戦だし、発馬を決めて好位のインが取れれば一発あってもいい。

エスポワールパレス･･･前走は向正面中頃までインで脚をタメ、３コーナー手前から外に持ち出して伸びてはきたものの④着。ただ、③着とは０秒１、②着とも０秒５差しか離されていなかったし、ゴール前は脚を余していた印象も受けた。調教の動きから調子は依然良いだけに、見直しが利く。

スナークレッド･･･昨年６月に兵庫へ移籍。転入当初はＢ１クラスで④⑨⑧⑥⑧着と低調だったが、10月に勝利するとそこから状況が好転し、今ではＡ２クラスでも善戦中。特に前走はダッシュがつかず大きく出遅れ、向正面入口から追い出される競馬と決して楽な展開ではなかったが、それでも最後まで脚色は衰えることなく③着を確保した。以前は付けた位置から伸び切れない印象だっただけに、今はかなり調子が良いという証拠か。