おすすめ注目レース

2018年12月13日   第61回 園田金盃重賞1 3歳以上選抜馬サラ系3歳以上 定量 (園田競馬)  

園田競馬   第10レース   上位拮抗のメンバーで勝ち切るのは!?
"全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 宮垣 優"

sonoda07.jpg 今年も近年中距離戦線で活躍した馬が集まり混戦の様相。そのなか本命は今年の姫山菊花賞を勝ったタガノゴールド。前走のJBCクラシックは9着だったが内容自体は良かった。中間も順調で前走時に近いデキにある。相手候補は叩き3走目で上昇気配にある今年の兵庫大賞典を勝ったマイタイザンと変らず状態安定している今年の摂津盃を勝ったタガノヴェリテの2頭。その他に悲願の初重賞制覇を狙うキクノソルや園田金盃連覇を狙うサウスウインド、重賞を6勝しているエイシンニシパがその後に続く。

 タガノゴールドは今年の姫山菊花賞で重賞初勝利をあげた。前走の京都競馬場で行われたJBCクラシックは9着だったが、勝負所での手応えが良く、直線では外から良い脚を使っていたほどで内容は良かった。この中間もいたって順調で最終追い切りでは最後まで軽快な脚捌きで時計も上々。前走に近い仕上がり状態にありそう。兵庫に転入してからまだ4戦目ではあるが、園田コースは2戦2勝と負け無し。内枠に入ったことでスンナリ好位のインコースで追走できそうなのでこの馬が一番有利な展開になりそう。

 マイタイザンは今年の兵庫大賞典など重賞5勝をあげている馬。前走の東海菊花賞は先手を奪ったが、勝ったカツゲキキトキトに早めからプレッシャーを掛けられる厳しい流れだった。それでも最後まで渋太く踏ん張っていた点は評価できる。今回は休み明け叩き3走目で雰囲気は良くなってきている。最終追い切りでは迫力のある動きで破格の時計をマークし、絶好調な状態にある。今回も好スタートからハナを切る自分のスタイルで最後まで渋太く粘り込めるだろう。

 タガノヴェリテは今年の摂津盃の勝ち馬。兵庫に転入後大きく崩れたのは2走前のダートグレードレース、白山大賞典だけでそれ以外はすべて連対している。前走の東海菊花賞は勝負所ではインコースを立ち回り、直線で外に持ち出すと鋭い末脚を発揮して2着。勝ち馬は強かったが、この馬自身も上々の内容だったと言える。この中間もシッカリと乗り込んで追い切りの動きは軽快だった。終いはシッカリとした脚を使うので道中上手く脚を溜め、スムーズに捌くことができれば勝ち負けになるだろう。

 キクノソルは兵庫に転入後はオープン特別1勝のみたが、常に掲示板に載っているほどの堅実さがある。元々JRA在籍時には重賞で入着をしているほどの実績馬。今年は新春賞3着、佐賀記念4着、六甲盃2着、兵庫大賞典2着と重賞で良い勝負をしているのだがまだ重賞未勝利。前走は休み明け緒戦でいつもの様な反応が無かった印象。一度叩いて調教の雰囲気は良くなっているし、追い切りの動きも軽快で上積みが見込める。相手は揃っているが、展開次第では悲願の重賞初制覇の可能性も十分ある。

 サウスウインドは昨年のこのレースの勝ち馬で重賞5勝をあげている。休み明け後は4着、5着と今ひとつではあるが、元々叩き良化型なので問題は無い。今回は叩き3走目なので上昇気配にありそうな印象。今回は主戦の赤岡騎手に戻るのでこの馬の得意な展開である早めに動く流れになりそう。なお、園田金盃の連覇はサラブレッド導入後はまだおらず、アラブ時代を含めると1985、1986年のスマノヒット以来の快挙となる。

 エイシンニシパは今年のはがくれ大賞典(佐賀)など重賞6勝馬。前走の東海菊花賞はスタンド前でスッと進出を開始し良い感じに映ったが、2周目2コーナー過ぎから鞍上の手が動き、勝負所では後退してしまい10着と案外な結果だった。敗因がハッキリしない点は少し不安ではあるが、自分の力を出し切れていないことは確か。この中間の追い切りは良い動きだった模様なので調子落ちでは無さそう。スムーズな競馬ができれば巻き返しがあってもおかしくない存在。

おすすめ買い目

馬単 3→6 6→3 3→10 10→3 3→9 3→7 3→8

 

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