Odds Park 競馬

本日メインはＪＲＡマイルチャンピオンシップＴＲ地区代表馬選定競走・園田チャレンジカップ。今回の一戦、重賞好走馬も数頭居るが、そのほとんどが中距離路線馬であり、重賞実績をそのまま評価するには少しリスクがあるように思える。となればここで重きを置きたいのは実績面よりも上昇度。本命センペンバンカは、現在１４００ｍ戦で連勝中。特に前走は格上挑戦の形ながらも既走ＯＰ馬たちをアッサリと完封。番手や好位から器用に立ち回れる脚質も持っており、重賞戦でもそのセンスは大きな武器となりそうだ。対抗ダイリンエンドも兵庫デビューから１６戦してこれまで１度も連を外していないという素晴らしいセンスの持ち主。６ヶ月の休養明けをひと叩きしたその臨戦過程にも好感が持てる。他では、馬体が絞れて上がりの脚にキレが出てきたサンライズネオ、ＪＲＡ交流戦で２戦連続健闘を見せたキングルアウ、ナナヨンハーバーも得意のイン回り競馬にさえ持ち込めればチャンスあり。

センペンバンカ…兵庫再転入後は３戦２勝、２着だった３走前も先陣争いがかなり激しくなっていた一戦で、その点を考慮すれば負けて強しと言える内容だった。以前こちらに在籍していた当時はレースで気を抜いてしまうイヤらしい面があったのだが、再転入後からはそんな面を見せておらず、気性面にも成長が窺える。

ダイリンエンド…初重賞挑戦だった２月の園田ウインターカップはパドックで馬具の天井が抜けるアクシデントで放馬、無念の競走除外となってしまったが、その後、休養を挟んで臨んだ前走で即反撃。叩き２走目の上積みが見込める今回、汚名返上となるか注目だ。

サンライズネオ…転入当初は大幅な馬体増が影響して伸びを欠いていたが、近２走は馬体も絞れ、それにつれてともにメンバー最速の上がりをマーク。前走で上記馬センペンバンカに完敗したが、同斤の今回なら逆転も十分。

キングルアウ…末に徹した近２走のＪＲＡ交流戦ではともに直線際どく迫る好内容。ようやく自らのストロングポイントが見出せたように感じるし、今のレース振りなら展開ひとつで再び浮上できそうだ。

ナナヨンハーバー…コーナリングがあまり上手ではないだけに、近３走のような落ち着く展開や道中外を回る形だと勝負どころでモタついてしまう。淀みない展開とイン回りの２つが合わされば一変も。