Odds Park 競馬

【結論】
　今年の２歳牝馬三冠レースの初戦。素質馬揃いでどの馬が勝ち上がってもおかしくない組み合わせとなった。フルールカップ優勝の実力を評価してアークヴィグラスに期待したが、そのレースの２着馬パレスラブリー、３着馬グレイアンジェラの末脚も強烈だった。距離が延びて更に良さそうだし、今回は逆転も十分。今年の２歳の中ではトップクラスのスピードを誇るゲッテルフンケン、ここまで４戦して４着以下なしと底が割れていないレスプレンデントにも注意が必要。

【詳細解説】
　アークヴィグラスは前走のフルールカップ(Ｈ３)を１分１秒０の好時計で逃げ切り勝ち。デビュー４戦目で重賞初制覇。前々走は出遅れが致命傷とハッキリ。栄冠賞で牡馬相手に５着と健闘しているし、牝馬同士なら力もスピードも一枚上。スタート五分なら重賞２連勝へ。

　パレスラブリーはフルールカップでアークヴィグラスから２馬身差の２着だったが、直線最内から鋭く伸びてきたし、あと１ハロンあったらもっと際どい競馬になっていたと思える内容だった。今回は1200メートルに距離延長。この血筋なら十分にこなせるし逆転も可能。

　グレイアンジェラの前走はスタートひと息で最後方から。キャリア１戦で若さが見られたが、それでも直線外を通って３着まで追い上げた脚は強烈だった。ラスト３ハロン36秒９の時計も優秀。血統背景からも距離延長はプラス材料。ここはＶ圏内。

　ゲッテルフンケンの前走は初の1200メートルで激しい先行争いになったが、３着に粘ったところは能力の証。アタックでマークした59秒９の勝ち時計は、古馬レースを含め、今年の1000メートル戦の最速タイム。スピードは一級品。1200メートルも２度目なら粘り込み注意。

　レスプレンデントはアタックで初勝利を挙げたが、ここまで４戦して４着以下なしの成績は評価できる。前走のオープン特別で今回の本命馬に先着。重賞でもこのメンバー相手なら力量差はないし、一発あっても驚けない。