Odds Park 競馬

７月は終始時計が速い傾向にあったが、30日(月)に馬場内側全周に砂を補充した影響なのか、先週の開催では３日間とも平均に戻っていた。ただ依然として逃げ・先行勢に有利な状況は変わらず。さて、本日のメイン、本命馬はダイリンエンド。今年２月の園田ウインターカップを無念の競走除外となって以来の登場だが、鉄砲の利くタイプだし、なんといっても今回は降級戦。ここでは力が違う。メイショウミツタダは５月の不振から完全に脱出。１頭強敵がいるものの、一連の好走ぶりを認めて対抗に。ジンバイッタイは昨年の兵庫ダービーで１番人気③着。近３戦で大敗を喫しての今回再転入だが、追い切りで一杯に追われて好時計を出すなど態勢は整っている様子。今期の調教でも活気十分のジャンダラリンやスムーズな競馬ができれば一発ありそうなチェアーグライドも注意。ハムレットは馬体重キープなら。

ダイリンエンド・・・既走馬を相手に大差勝ちという衝撃のデビュー戦から３年半以上が経ち、これまで合計で15回走っているが、いまだパーフェクト連対。激しい気性が影響して順調に使えず、間隔が開くことも多かったり、発馬がうまく決まらないこともあるが、それでもキッチリ結果を出しているし、実力は間違いなく本物。もう一度重賞に駒を進めるためにもＢ１降級戦＋少頭数と条件面断然有利のここでは負けられない。

メイショウミツタダ・・・２走前は強豪キクノステラに早めに交わされながらも垂れずに④着。距離短縮の前走は発馬で躓きながらも押して押して好位のインに取り付くと直線もじりじり伸びて頭＋頭差の③着と更に内容が良化した。近２戦がデイ競馬で結果を出していることからも５月の不振はクラスの壁よりナイターが原因だったといっても過言ではなさそう。ここもインでロスなく立ち回ることさえできればチャンスと見る。

ジンバイッタイ・・・ＪＲＡに移籍後は高知での交流戦も含めてすべて大敗。そんな状況での再転入となったが、調教での動きは良く、現に一杯に追われた最終追い切りの時計も優秀なのでダメージはなさそう。昨年の兵庫ダービーでは１番人気に推される(結果③着)など兵庫での活躍はまだ記憶に新しいし、このクラスならいきなりから好走しても不思議ない。

ジャンダラリン・・・前走はシッカリと折り合ってメンバー２位の上がりを使うなど直線の伸びも上々だった。集中力や折り合い面から速い流れの方が合うし、今回も少頭数。真面目にさえ走れば再度上位争い可能。

チェアーグライド・・・姉に桜花賞⑤着、キーンランドＣ(ＧIII)を勝つなどＯＰ級２勝の快速馬フォーエバーマークがいる血統。本馬はＪＲＡ500万条件で頭打ちとなり兵庫へ転入したが、その初戦は発馬で躓いて出遅れ＋最後の直線で挟まれる不利、前走は序盤に競り合いになったことで脚を使ってしまい向正面で早々と失速と、まだスムーズにレースを終えたことがない。それだけに一発の可能性を秘めている。

ハムレット・・・姉に函館２歳Ｓを勝ち、阪神ＪＦで②着に来たアンブロワーズがおり、叔父や叔母にもＧI馬や重賞勝ち馬がズラリと並ぶ良血馬。転入後の２戦は連続⑥着止まりだったが、２走前に関しては馬体減も響いた。そして肥やしての出走となった前回は後方から追い込んでゴール寸前で③着に上がるなど内容が前進。馬体重をキープし、ハミを取りすぎないように揉まれない位置で気分良く運べればここでも。