Odds Park 競馬

　ジャンプ発走でモサッと出て、勝負どころも決してスムーズとはいえなかったハナノバンジョウだが、直線の伸びはやけに目についた。直線の長い大井とはいえ1800ｍで好走歴がある。気配的にも悪くなく、復帰後初勝利が狙えそうだ。ペイシャピュアの逃げに注意しつつ、本線はエスタシオン。押さえにカネトシハートフル、シャイニングアロー。

　ハナノバンジョウは当地デビュー馬。もともと堅実な走りを見せていたが、復帰初戦をＡ級で２着。南関東へ移って４勝、Ｂ３クラスで善戦していただけはあった。距離延長も相対的に有利に作用しそうだ。「逃げ切った勝ち馬のペースになり差し届かなかったが、上がりはこの馬なりの脚を使えていたからね。距離は向くし、出番はあるはず」。

　エスタシオンは乗り難しさがあって勝ち切れないこともしばしばだがどんな形でも上位には顔を出してくれるから頼もしい。距離もこなす。「前走は仕掛けがいくらか早かったかも。それでゴール前で脚が上がった感じ。道中ではいい脚を使えるから動くタイミングひとつで前進も」。

　ペイシャピュアは２走目で後退してしまったのが気にならなくもないが、逃げタイプの宿命といえば宿命か。1800ｍでも流れひとつ!?　「叩き３走目の今回はマイペースで行ければと思っているが、さらに１ハロン延びるし距離に関しては未知な面があるよ。果たして…」。

　カネトシハートフルは降級戦を即勝ち上がるも、Ａ級では計（００２14）。だが、昨夏の活躍が忘れられない。この暑さを味方にしたい。「いい時からするとカイバ食いがもうひとつ。クラス的なものもあり、昨年の夏場のことを思えば末脚に迫力が感じられない。距離は悪くないが、展開次第になるかなあ」。

　シャイニングアローは昨年10月に２組を勝って以降、らしくない競馬が続いている。前走あたりをきっかけにしたいが、半信半疑。「暑さがこたえている様子もなくいい状態を保てている。これで発馬が決まればだね。うまく追走できれば遜色ない走りができると思うよ」。