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2018年7月27日 兵庫サマークイーン賞 (園田競馬) ツイート
園田競馬 第11レース 今回主役は他地区遠征馬2頭
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中司 匡洋
兵庫勢に期待したい気持ちはあるものの、現在の古馬OPクラスは極端に牝馬が少なく、その影響でレベルの底上げも今イチ進んでいない。そんな状況だけに実績面でも上回る他地区馬中心視の見立てになってしまうのも自然な流れか。本命は大井競馬から遠征のステップオブダンス。2017年のNAR最優秀3歳馬。近2走こそ崩れてしまっているが、3走前のロジータ記念では今回と同じ休み明け緒戦ながら勝利を収めている。持ち前の先行力も園田コース替わりでさらに生きてきそうだ。対抗ディアマルコは同競走を一昨年、昨年と連覇。現在連勝中と3連覇の偉業へ向けて態勢万全。今回の地元馬筆頭はナナヨンハーバーだが、佐賀ヴィーナスカップで完敗だったディアマルコと再戦に。地の利でどこまでカバーできるか。地元期待のトーコーヴィーナスは近2走の崩れがどうしても引っ掛かる。ソロソロ奮起を見せて欲しいが、果たして…。
ステップオブダンス…今回は2月以来の実戦だが、3走前のロジータ記念も7ヶ月以来の実戦ながら勝利を収めており、今回の5ヶ月ぶりも問題はなさそうだ。古馬重賞2戦の成績は案外だが、4走前のJRA交流グレード競走・関東オークスで見せたしぶとさを考慮すれば、今回のメンバーでは力一枚上。いきなりから主役だ。
ディアマルコ…高知競馬所属ながら園田では4戦して3勝2着1回と抜群の安定感を誇り、さらに今回の兵庫サマークイーン賞は一昨年、昨年と連覇。ペースアップでの反応の遅さはまだ見せているが、直線向いてからの伸びには成長が窺える。前人未踏の3連覇へ大きな期待が掛かる。
ナナヨンハーバー…2走前の佐賀・ヴィーナスカップは勝ち馬に盛り返されて2着だったが、当時は輸送で大きく馬体も減らしてしまっていた。その体も前走で回復、さらに今回は追い切り本数もシッカリとこなし抜かりのない仕上げ。巻き返しに期待したい。
ラミアカーサ…短差しの印象は強いが、道中の折り合い面を見ていても距離延長で泣くようなタイプにも思えない。近走は雨馬場で末脚を封じられてしまっているところもあるだけに、良馬場見込める今回は不気味な存在に。
アクアレジーナ…2走前の園田遠征では、スタンド前から強引に押し上げて行く形を取りながらも最後まで脚色衰えず2着。古馬との力関係が気になるところだが、しぶとさ比べの展開なら上位食い込みもありそうだ。
トーコーヴィーナス…重賞7勝の兵庫を代表する女傑だが、以前のパドック気配から比べると、どこか威圧感みたいなモノが感じられない。叩き良化型タイプという点で一応押さえるが、果たしてどこまで変われるか。
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