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2018年7月12日   サマーカップ(SP3) (笠松競馬)  

笠松競馬   第10レース   まともならエイシンバランサー
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之

kasamatu02.jpg 4着といっても0秒1差だし、兵庫のオープン特別でのもの。ましてやその前に中央のオープンでコンマ差の競馬をしていたのだから、まともに走られたらエイシンバランサーで仕方ないか。これに迫る可能性としては転入初戦マリオーロ、昇り馬ストーミーワンダーだが、相手としてならオープン実績のあるメモリートニックベルボームダイヤモンドダンスの方かも。
 
 エイシンバランサーは中央時はほぼダートの短距離畑を歩み、オープンまで上がっている。夏場に良績があるし、展開不問。上積みも大きそうだ。「前走は結果的に調教量が不足していた。それからすると今回はしっかり乗り込めたし、直前の自主能検もいい動き。輸送で馬体も絞れるだろうし、巻き返しを期待している」。

 メモリートニックは5走前は僚馬をお守したもので、逃げれば馬券を外したことがない。中央の1勝は福島1150m。距離短縮は好材料だ。「7日の追い切りはしまいもう少し鋭さが欲しかった気もするが、及第点だと思う。順調だし、重賞でどんな競馬をしてくれるか。もちろん自分の競馬に徹するだけ。以前より力みも抜けたし、中央出身馬で初馬場うんぬんも問題なさそうだからね」。

 ベルボームはオープン連勝は成らなかったが、0秒4差とそう負けていない。ここはメモリートニックの逃げにすんなり乗って行けそうだ。「直前の大雨を気にしたわけでもないだろうが、前走はリズムが悪かったね。この時季だから維持程度だが自分のリズムで走れれば」。

 ダイヤモンドダンスは名古屋の昇り馬にはやられたが、自身も七分程度の仕上げ。使った上積みはそれなりに期待できる。距離も悪くない。「もう9歳だから目に見えるような変化はないが、しっかりと動けているよ。少なくとも後退要素はないし重賞メンバーでも楽しみ」。

 マリオーロは中央の成績はほぼ芝でダートは3、4走前に惨敗しているが、当地レベルならまた違う可能性はある。仕上がりは良さそうだ。「ダートで結果は出ていませんが、即通用していい戦歴の持ち主。稽古の動きからはやれそうな感触がありますし、適性だけじゃないですか」。

 ストーミーワンダーは名古屋や距離延長も問題にせず9連勝。気配的にはさらに上向き!? 相手が違うのは承知の上で狙ってみたくなる。「併走でも格上馬を圧倒しているししっかり負荷をかけることができたよ。この条件で1400mという距離がどうかだが、期待感はある」。

おすすめ買い目

馬単 4→9 4→10 4→5 4→8 4→1

 

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