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2018年5月 2日 かしわ記念 (船橋競馬) ツイート
船橋競馬 第11レース 昨年の雪辱を果たすインカンテーション
全国公営競馬専門紙協会 日刊競馬
【中央所属馬の評価】
中央勢は今年のフェブラリーステークス1~3着馬が出走。
1着馬ノンコノユメは一昨年のかしわ記念で4着。地方競馬では3歳時ジャパンダートダービー勝ちある。スタートも良くないが、後方からじっくり乗って末脚を生かしたいタイプで、本質的には船橋1600m向きとは言えないが、内田博幸騎手に鞍上が替わって2連勝だけに、ここも侮れない。
2着馬ゴールドドリームは、昨年チャンピオンズカップ、一昨年フェブラリーステークスの勝ち馬で、JRAのコースではトップマイラーだが、地方では兵庫チャンピオンシップ2着が最高。JRAの馬には比較的走りやすい盛岡の南部杯では出遅れて0.9秒差5着だけに、力は認めつつも過信は禁物だ。
3着馬インカンテーションは4着以下を3馬身離しており、8歳でも衰えどころか、今がピークの充実ぶり。昨年のこのレースは2着で、今年はコパノリッキーのような強力な先行馬もおらず、この馬の自在性が活きる流れが期待できる。軸向き。
モーニンは昨年のこのレースの3着馬。近走は差しに脚質を変え、前走コーラルステークスは58.5キロを背負い2年ぶりの勝利。逃げ馬不在のここは昨年同様行く手もあり、展開のカギを握っている。
ベストウォーリアは14・15年の南部杯連覇などダート屈指のマイラーで、このレースでも過去2、3、4着と好走している。ただ、年々着順を落としていく傾向にあり、コース、距離の適性と先行力は評価するも、8歳馬だけに衰えが感じられる。半信半疑で。
オールブラッシュは昨年の川崎記念に勝っているが、その後今ひとつ安定感がない。中~長距離向きでマイルは忙しいが、G1馬の底力と、意外性には要注意。叩き2戦目で変わり身に期待。
【地方所属馬の評価】
地方勢は昨年のジャパンダートダービー馬ヒガシウィルウィンが唯一の希望か。JRA一線級相手にぶっつけ本番は厳しいが、前走の東京大賞典では1.8秒差8着に敗れたとはいえ、7着のインカンテーションとは3/4馬身差(0.1秒)で、今回のメンバーとの比較ではそれほど差はない。船橋所属だが、今回初コース。
グランユニヴェールは今回初のダートグレード競走出走だが、南関東重賞勝ちもなく、実績的には京浜盃、ハイセイコー記念2着と、2~3歳に集中。ここは相手が強い。
キャッスルクラウンは末脚勝負の個性派で、いずれにせよ展開待ちだが、実績は平和賞2着、戸塚記念3着程度だけにここは厳しいだろう。
ソッサスブレイは昨年の東京湾カップ勝ち馬で、地方勢では上位の実績馬だが、マイルは守備範囲も前走のタイムからここでは2秒足りない。
高知のミッキーヘネシーは渋い末脚でダートグレード競走で掲示板の一角に食い込んだこともあるが、2走前のタイムからもマイルはスピード不足。どこまで詰められるか。
笠松のチェダーはダイオライト記念、東京スプリントで大敗だけに、ここは厳しすぎる。
【解説者の予想】
フェブラリーステークスの上位勢が揃ったが、ここはインカンテーションを軸にしたい。昨年2着とコース適性も証明済みで、強力な逃げ馬不在で展開が読めない中で、自在性の高さは強みだろう。
ノンコノユメは鞍上魅力で、大外枠ではあるが脚質的には悪くない。ゴールドドリームも力は認めるが、地方の馬場はそもそも向かないタイプ。
前走復活のモーニンも展開次第では逆転の可能性を秘めている。地方勢はヒガシウィルウィンの一角崩しがあるかどうかだろう。
◎インカンテーション
○ノンコノユメ
▲ゴールドドリーム
△モーニン
△ヒガシウィルウィン
△ベストウォーリア
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