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2018年3月28日   日本トーター杯B1一 (園田競馬)  

園田競馬   第11レース   距離延長利した先行策でエイシンシエルが素早く反撃
全国公営競馬専門紙協会 競馬キンキ 中村 龍海

sonoda08.jpg傑出馬不在で序列が難しいメンバー構成だが、比較的先行馬が少ない点と、先週の内側砂補充の影響で外目が有利になると判断し、大外枠エイシンシエルを軸に据える。短距離戦の前走は流れに乗り損ねたが、僅差2着だった2走前の距離に戻す今回はスンナリ前付けが可能だ。トウショウチャートは折り合い重視だとどうしても位置取りが後ろになるが、目下3戦連続で上がり最速と浮上は確実。ファインキャプテンも末脚に不発はないが、今回は内枠の捌きがカギになる。展開利なら単騎逃げ有望カネトシバリアント、前走不利ありミスティーフリップクールジャイロも揉まれない外枠なら押さえが必要に。

エイシンシエル…前走は先行型多数で中団から構えたが、結果的に道中で脚を使わざるを得ない形となり伸びを欠いた。現状は先行した方が安定して力を出せるだけに、距離延長で外枠、さらに先行タイプも少なくなった今回は理想のレース運びが容易に叶いそう。抜け出してソラを使うなど気性的な課題はあるにせよ、2走前同様に勝ち負けまでは確実に持ち込めるはず。

トウショウチャート…B1昇級後はやや後手に回る形となっているが、それでも常に上がり最速で小差にまとめるなど堅実ぶりが光る。極力馬場は乾いた方が良いだけに稍重の前走よりも条件が好転しそうな上、ロスなく運べる内目の枠も好材料。相手関係を踏まえてもここはチャンス十分。

ファインキャプテン…折り合いの不安から前半無理に出していけないため、内枠だと必要以上に位置取りを下げる恐れはある。ただ脚がたまった際の末脚のキレはメンバー中屈指の威力があり、道中スムーズに捌けるようなら引き続き好勝負が可能だ。

カネトシバリアント…得意の軽い馬場でも粘り切れなかった前走を見ると絶好調時ほどのデキにはない印象だが、その前走は強力な降級馬に終始マークされる形にもなっただけに、同型が手薄となった今回はマイペースの逃げが叶いそう。現級ではいまだ3着内を外しておらず、やはり軽視は禁物。

ミスティーフリップ…反応や伸び脚がズブいだけに勝ち味に遅いことは事実だが、前走に関しては直線で他馬に進路をカットされる不利が大きく響いた。スムーズに内目を進出できればさらに際どい勝負ができるはず。

クールジャイロ…レースで集中力を欠く癖があるためアテにはしづらいが、前走は多少間隔が開いていた上に揉まれる形にもなったことが着順を落とした要因。上積みや外枠変わりを考慮すれば前進があっていい。

おすすめ買い目

馬単 11→4 4→11 11→2 2→11 11→7 7→11 11→5 11→10 4→2 2→4

 

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