Odds Park 競馬

　ここにきて内容がよくなってきた明け４歳サザンオールスター。もうひと皮むけるためにもここはいいところを見せたいが、勝ち味に旺盛でないのも事実。同厩舎で不気味な転入初戦ロジテースト、こちらも徐々に良くなってきたトーホウシルエット、同じく勝ち切れないがそこそこの明け４歳ケイサンパルプンテあたりとの首位争いになりそうだ。３着の押さえにルミノアルマース。

　サザンオールスターは中間に一頓挫あったが、攻め馬の気配は悪くない。距離も相対的に有利に作用するはずだし、立ち回りもうまいので。「中間はフレグモーネで３、４日は楽をさせた経緯がある。その割に動きはいいけど、今回に関しては何とも言えないよ」。

　ロジテーストは降級してポンポンとはいかなかったが、走る脚は見せていた。馬体減でじっくり調整。動ける態勢にはあるようなので。「正月明けに入厩したけど、体重が50キロほど減って体力がなかったから回復を待っていた。増えるにつれ動きは良くなっているけど、５カ月ぶりの今回は実戦勘とか未知な面がある。通用する地力はあると思うけど、今回は正直やってみないとね」。

　トーホウシルエットはブランク前ほどではないが、使いつつ良くなってきている。この鞍上とは（５３２１）。逃げても２番手でも。「歩様がいいし、今は気になるところがない。安定した状態だね。以前より折り合いがつくから控えても対応できるが、ベストの競馬は逃げ。マイペースに持ち込めればだろう」。

　ケイサンパルプンテは勝ち切れない状況が続いているが、格好はつけている。1600ｍで未勝利も1800ｍよりはいいし、そこそこには。「ひと脚の使いどころがポイントでしょう。ワンパンチ足りないので、うまく流れに乗りたいですね」。

　ルミノアルマースはなんだかんだポツンポツンと勝っている７歳の牝馬。連発は利かないが、凡走後は逆に楽しみ？　「現状維持。自力でマクるパワーはないが、内を回ってロスなく運べた場合に見せ場くらいは作れるかも」。