Odds Park 競馬

　長期のブランクもあり出世が遅れているリキオマトバだが、この休み明けは②①④①着。２走前の特別では強い勝ち馬に勝負を挑んだ結果で、最後止まったのは仕方ないところ。即、特別復帰で今度こそ。相手は同じく特別４着があるアザブジュウバンに、外枠は好材料のミスターフウジン。クイーンズポケットも最内枠だが近走の充実ぶりからいいところだろう。６歳でもスウィフトを押さえる。このあたりまでの競馬か。

　リキオマトバは止まりはしたが２走前にマクッて見せ場。1600ｍの特別にもメドは立っている。そのときより相手は手薄だ。「まだ良化の余地を残しているが、体質が強くなって結果が伴ってきたね。勝ち組でも２走前よりはかなり手薄だし、チャンスはありそう」。

　アザブジュウバンはここ２走で好位追走するなど慣れるにつれての進境はうかがえる。距離も相対的に有利に作用しそう。特別も２走目だ。「馬場にも慣れてきた様子だし、使うたびに前向きさが出ているのもいいね。バテる馬じゃないから距離は向きそう。うまくさばければ」。

　ミスターフウジンは折り合い次第でモロさも見せるが、スムーズなら特別でも。その点で枠はプラスだが、1600ｍはマイナスか。絞れれば上積みが見込める。「気性的に不まじめなところはあるが、ブリンカー効果で集中できている。距離は微妙だが、外めでモマれず運べれば」。

　クイーンズポケットは未知の距離だが、走りっぷりからすると1600ｍは味方になるかもしれない。使いつつ良化の勢いを重視する手か。「前走の勝ちっぷりがよかったし、好調モードだよ。条件を問わずに走ってくれるし、距離も問題ないのでは。いい走りを期待している」。

　スウィフトは３走前に人気薄で３着に来ている。昨年秋の転入以来、ずっと差のない競馬をしてきているから、対４歳でもヒケ目は感じない。「勝ち切れない競馬が続いているが元気はいいよ。跳びから見ても間違いなく距離はプラス。遜色ない走りができそうに思うけどね」。