Odds Park 競馬

　勝ち切れないコウシュハレガシーだが、障害は常にひと腰と安定感抜群。690キロの荷物にも不安はないし、追走で手間取らなければ首位争いに加われる。ヤングＣＳ覇者オレワチャンピオンが相手も、障害次第ではカネサダイマオー、ジェイコマンダーにもチャンスがある。地力強化目立つキタノユウジロウ、障害巧者キンツルモリウチに注意。

　コウシュハレガシーは２戦連続２着と勝ち切れないが、馬場の軽重を問わず障害をひと腰でまとめて安定した走り。重賞でも互角にやれる力を持っている。障害は巧者で増量には対応可能。あとは端コースに入っただけに、スムーズに流れに乗れるかがカギ。追走で手間取らなければ首位争いに加われる。

　オレワチャンピオンは近３走⑤⑨⑥着と勝ち負けに加われていないが、トップハンデを背負い厳しい条件だったことを考えれば仕方がない。ヤングチャンピオンシップを快勝しているように、ここでは実力上位。定量戦なら巻き返し可能。

　カネサダイマオーは基礎重量が増加された前走は障害で手間取り５着。斤量が応えたというよりも、端コースに入り、道中から頭を上げて流れに乗れなかったことが敗因。中枠なら追走で手間取ることはない。終いは確実に脚を使える馬で障害を早目に抜ければ一発十分。

　ジェイコマンダーは一時期障害で手間取り、精彩を欠いたが、近走はひと腰でまとめて復調気配が窺える。ナナカマド賞３着、ヤングチャンピオンシップでは２着と重賞で常に上位争いをしている馬。無視できない。

　キタノユウジロウは以前は直線で頭を上げたりと若さを見せていたが、近走は最後まで集中して走れている。気性面の成長にともない安定して力を発揮できるようになった。ここが重賞初挑戦も、Ａ１クラスで常に勝ち負けしており、通用して不思議はない。

　キンツルモリウチはテンに置れる面があるだけに、重賞でペースが落ち着くのは好材料。障害に関して不安はないし、増量にも対応可能。あとは終いの踏ん張り次第。我慢できれば前残りが狙える。