Odds Park 競馬

最近のＢ１級1400メートル戦はハイペースとなることが多いが、今回は先行馬が手薄となりペースは落ち着きそう。ゆえに近走差して好走しているタイプは過信禁物で、ある程度前目の位置から競馬ができる馬を中心に狙いたい。本命はキザシ。元々は末脚を生かす競馬を得意としているが、労せず３番手に取り付いた前走内容通りならここも中団より前から運べるはず。叩き良化型で着実に成績を上げており、もう勝利は目前に迫った。スターレーンはソラを使うため勝ち味に遅いが、先行力と地力はこのクラスなら上位。ロータスガーデンの近２走はいずれもスムーズさを欠く内容。持ち時計からすれば現級でも十分勝ち負けできる力がある。使った上積みと馬具効果で良化を示したシンボリセザンヌ、インコースに潜り込めればコスモプランタンとマケマケも台頭可能。

キザシ…兵庫移籍当初は連に絡むまで７戦を要したほどで、レースを使う毎にパフォーマンスを上げるタイプ。この度も休み明けからの２戦は凡走に終わったが、叩き４走目の前走では行き脚良化を示して好メンバー相手に健闘。６走前にはＡ２クラスでも２着に入ったほどの実力馬で、軌道に乗った今なら久々勝利は近い。

スターレーン…追われてからソラを使うため常に手応えほど伸び切れないが、それでも小差にまとめた２走前や佐賀重賞勝ちの実績からも地力は上位。前走は結果こそ６着でも一気の相手強化ながら２番手のポジションを確保。テンのスピードは相当に速く、今回に関しては展開的にも優位に立てそうだ。

ロータスガーデン…昇級後の２走は案外だが、２走前は直線でスムーズに追えず、前走はスタート後に挟まれ気味となり後手後手の競馬に。３～４走前の走破時計通りなら現級でも互角以上に戦える上、今回のメンバー構成なら先行競馬も可能。スムーズにレースを運べさえすれば巻き返し必至。

シンボリセザンヌ…移籍初戦は物見やモタれる面がモロに出てしまったが、ブリンカー着用とハミ交換で臨んだ前走で大きく躍進。展開と好騎乗に助けられた面もあるだけにまだ過信までは禁物だが、好時計連発の追い切り内容からも馬具効果で走りが安定してきたことは確か。乗り替わりとはいえ再度注意が必要に。

コスモプランタン…直近の勝ち鞍は中距離戦だが、ペースアップで置かれる面があるだけに前走のような速い上がりが求められるレースは不得手。本質的には淡々と流れやすい短距離戦の方が合う馬で、距離短縮はむしろ魅力。あとは好走パターン通りに経済コースを進めれば。

マケマケ…外を回ると反応が鈍るタイプだが、近２走のように素早く内へ入り込めば終いの寄せは確実。使える脚が短いため勝ち味には遅いと言えど、連下争いなら十分。