Odds Park 競馬

　惜敗続きのフジダイビクトリーだが、条件面で有利なここは首位が期待できる。特別に戻ればシンザンボーイの巻き返しも十分。実力上位オレノココロは障害がポイント。仕上がり良好なサクラリュウにもチャンスがある。

　フジダイビクトリーは得意とは言えない１コースとなった前走は障害で止まったが、二の腰を入れてふた腰でまとめ２着と崩れなかったのは地力の証明。今回は特別条件に戻り賞金ハンデを10キロしか背負わない750キロで走れるのは有利な条件。切れる脚を持っていないだけに、馬場の脚抜きが悪くなり、時計がかかるのも好材料。勝って次走のドリームエイジカップに弾みをつける。

　シンザンボーイは８月のばんえいグランプリ以来２度目の古馬重賞挑戦となった前走は端コースに入ったことが影響したのか、行き脚が付かずスムーズに流れに乗れなかった。今回は特別条件に戻り一気に斤量が減量される。この荷物なら道中で多少無理をしても障害で手間取る心配はない。高重量戦のあとでも疲れはないし、見限りは禁物。

　オレノココロはペースが速く息を入れて追走できなかった前走は障害でモタつき４着。今回は特別条件となるが、前走ほど馬場が軽くなることはないし、流れは落ち着く。息さえ入れば障害の修正は可能。770キロならひと腰で抜けれるはず。実力上位の存在で巻き返し期待。

　サクラリュウは北見記念を回避してレース間隔は開いたが、中間の動きは悪くないし、力を出せる状態。一線級相手でも差のない走りを続けており、特別条件の荷物ならチャンスが十分にある。先手を奪えそうな組み合わせで持ち味である登坂力を発揮できる。