Odds Park 競馬

持ち時計的に抜けた馬がおらず難解な一戦だが、連勝中エイシンキサナドゥはまだまだ伸び代が見込めるだけに昇級でも中心視。トウケイアローの前走は道中のロスが多く度外視。地力は現級でも足りるだけに発馬五分で改めて。タガノスマイルが1400メートル戦で崩れたのは揉まれ込んだ２走前だけ。好位外目ならまず崩れない。ブレイヴコールはまだここでの力関係が未知も、距離短縮は本質的に間違いなくプラス。本調子を取り戻したアダチヤマ、叩き２走目ロイヤルトリニティの二騎も侮れない。

エイシンキサナドゥ…そう切れる脚はないが、移籍後２戦はいずれも大外回りから力でねじ伏せる競馬で連勝。着差以上に強い競馬だった上、前走が想定外の馬体増だった中でも内容を詰めていたことを思えば、馬体が絞れればまだまだパフォーマンスは上昇するはず。昇級戦でも伸び代を見込めば勝ち負け必至。

トウケイアロー…前走は出遅れた上に終始大外を回る競馬。先行有利の不良馬場ではさすがに厳しかった。既に現級勝ちの実績があることや、２走前が翌日Ａ２級の勝ち時計と同等だったことからもクラスの壁は無いはず。破格時計で駆けた追い切りからも好調は確かで、ここは改めて期待したい。

タガノスマイル…２走前は内枠で揉まれたことが災いしたが、前走は外目をスムーズに立ち回って巻き返しに成功。今回は近走よりも展開に恵まれそうなメンバー構成だけに、前走同様に気分良く先行できればチャンスがある。

ブレイヴコール…前走は一気の距離延長で息が保たなかった印象。中距離の兵庫ダービーを制してはいるが、元々スピードに長けるタイプだけに本質的には短距離向きのはず。古馬混合のＡ２戦は一度走り大敗を喫しているが、今回の距離なら互角以上の勝負が可能だ。

アダチヤマ…前走２着は内目をロスなく立ち回った鞍上の好リードもあったが、それ以前の堅実駆けを見ても一時の夏負け状態からは完全に立ち直った印象。確かに現級ではもう一押しが利かないが、今回の内枠は好材料なだけにまず崩れは考えづらい。

ロイヤルトリニティ…前走はいつもより間隔が開いた上に相手が一線級オープン馬では二桁着順も仕方なし。外に張る面がありアテにできないタイプだが、内ラチ沿いを進めた時は末脚の威力が一気に増す馬。叩き２走目で内枠なら軽視はできない。