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2017年11月10日 東海クラウン (笠松競馬) ツイート
笠松競馬 第10レース 初オープンでどこまで? ヤマニンデリシュー
全国公営競馬専門紙協会 競馬エース 幸村博之
今年は昨年以上に笠松のオープン・東海クラウンを席巻する名古屋勢。今回の2頭、キクノセントロ、アップアンカーはいずれも笠松巧者で有力だ。が、ここ2回、名古屋勢は馬券から外れていて、現にアップは前回4着だった。そのあたりも踏まえ、馬券的には昇級初戦ヤマニンデリシューに期待するのも面白いかも。重厚なタイプで距離が合うはずだ。上向きナスノアオバ陣営も力が入っている。攻め馬を強化して臨む今回は勝利を意識か。押さえにカラジャス。
ヤマニンデリシューはこの馬なりに順調に使えているのが何より。距離はプラスだろうし、相手なりにも走れる。初の東海クラウンでも。「この年になるとひとレースごとに集中させた方がいいと思ってじっくりと調整。馬の状態もいいし、距離も歓迎のクチだよ。力試しだね」。
キクノセントロは前走に不満がなくもないが、まあ久々ではあった。ここは何なら行けそうだ。使ったことと笠松替わりでも上積みがある。「ひと叩きしましたし、息の入りも良くなると思いますよ。笠松の走りはいいので前進を見込んでいます」。
アップアンカーは生きのいい馬相手だと前走のようなことがあるかもだが、悲観する内容ではない。距離もこなすし、笠松ならやはり有力。「前走は抽休で1カ月半あいていたからね。その影響があったみたいだよ。1600~1800mぐらいがベストで、追走もしやすい。巻き返しがあっていいと思う」。
ナスノアオバは夏休み明けを使いつつ良化。前走でそれをはっきりさせたし、今週は絶好の動きを披露。距離も望むところのはずだ。「良くなっているよ。体はいくらか太めに映るが、今回は追い切りの時点から違う。距離も歓迎だし、前走以上やれるはずだよ」。
カラジャスは前走は2組といっても最上鞍。自分のぶんだけは走ったと思う。安定感と鋭さがよみがえってきている。距離を味方に。「前走は馬場もかなり悪かったから仕方ないかな。メンバーはそろったが、1800mならこの馬なりに上乗せはあるよ」。
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