Odds Park 競馬

　先週22日のヤングジョッキーズシリーズＴＲ金沢で１着、８着。暮れに行われるファイナルラウンド進出を確定させた渡邊竜也騎手。その勢いに乗って当地４戦４勝のトウカイメジャーに注目してみたが、相手強化なのは間違いない。きっかけつかんだデルマチョウスケ、決め手あるクロノスバローズやマラカイトスター、大崩れないメディタレーニアンらが立ちはだかる。

　トウカイメジャーは僚馬の逃げをお守りしながら抜け出した。評価はしたいが、あれを見ると現状は逃げがいいかも思えた。Ｂ－１でもその形に持ち込めれば。「現状では逃げがベストだが、発馬次第では前走のようなレース運びも考えている。モマれさえしなければこの馬の力は出せるよ」。

　デルマチョウスケはコーナーワークでハナに立つと37秒５で上がって後続を完封。発馬さえ決めればといったところか。特別でも楽しみ。「ひと息入れてフレッシュな状態で臨めるし、好仕上がりだよ。忙しい1400ｍになってどうかだが、外枠なら流れに乗って行けそう。先が楽しみになるような競馬を期待」。

　クロノスバローズは大井での走りからすればこれくらいは当然か。なかなかの末脚の持ち主である。３走前は不発に終わったが、今度こそ!?　「落ち着いているし、雰囲気はいいと思う。時計の裏づけもあるし、うまく末脚を引き出せれば出番があっていいのでは」。

　マラカイトスターは勝てなかったレースは相手を褒めるべき？　時計勝負も望むところだし、特別にもメド。レース巧者ぶりをアピール。「疲労感もないし、いい意味で平行線だね。あとはゲートだけ。スタートから出して行ければこの条件でもそう見劣りしないはずだよ」。

　メディタレーニアンは認定、３歳特別勝ちのある生え抜き馬。格付け後は堅実な末脚で常に上位争い。そろそろ特別でもいいところを。「抜け出すとモタれる面は相変わらずだが、今は走りがいいからね。枠順も理想だし、このメンバーでどんな走りをするか楽しみだよ」。