レース展望・予想

地元の利も生かしてメモリーミラクル「若草賞」（名古屋競馬）

2017/03/16

3月16日（木）の名古屋競馬メイン第10レースは、GDJ2017「第15回若草賞（SP1）」（3歳牝馬、名古屋競馬場1400メートル）。

「グランダムジャパン2017」3歳シーズンの幕開け第1戦で全国地方交流重賞に、南関東はじめ、近畿、四国、九州から、遠征馬5頭がスタンバイ。東海勢7頭としのぎを削る。

遠征勢との力関係が一番のカギになりそうだが、地元名古屋の快速、◎4 メモリーミラクル（塚田隆男厩舎）の重賞連勝に期待した。ライデンリーダー記念2着に、新春ペガサスカップは3着。ゴール寸前粘りが甘くなってタイトルを逃してきたが、前走のスプリングカップで一変。ハイペースの逃げになりながら、直線で後続馬を突き放す力強い逃亡劇を決めて重賞初制覇に成功。主導権を握り自分のレースに持ち込んだ時のスピードと強さを改めてアピールした。中1週ローテで速い追い切りはかけていないが中間気配に変わりない。なによりスピードがいっそう生きる1400メートル戦に変わるのは大きな上積み材料。地の利も生かして自慢のスピードでゴールまで突っ走りたい。

安定感魅力は○12 スターレーン（兵庫・松浦聡志厩舎）。参戦した重賞3戦すべてで2着をキープし、自在性とレースセンスを兼ね備える好素材。メモリーミラクルらが大敗した前走梅桜賞でメンバー中最先着を果たし、名古屋コースを経験するのも強みになる。大外12番スタートは有利ではないが、互角の評価が必要。

距離短縮歓迎は▲6 カツゲキマドンナ（錦見勇夫厩舎）。7ハロン戦は園田の遠征重賞・園田クイーンセレクションVと同舞台。マイル戦だったスプリングカップは伸び切れず2着に甘んじたがキレが増す1400メートル戦に変わり、逆転十分。

転入2戦目の△8 ショルト（川西毅厩舎）も軽視できない。中央の新馬戦で4着キャリアがあり、転入戦を大差でブッ千切ったように、潜在能力は高い。初の重賞挑戦でハードルは一気に高くなったが、いきなり通用しても驚けない。

遠征勢では道営時代の成績が光る△5 タッチスプリント（高知・別府真司厩舎）に一番、魅力を感じる。

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馬単（マルチ）　4⇔5・6・8・12（8点）
3連単（フォーメーション）　4→5・6・8・12→5・6・8・12　5・6・8・12→4→5・6・8・12（24点）

若草賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）



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