レース展望・予想

いずれのJRA勢にもチャンスあり「加賀白山賞」（金沢競馬）

2016/10/25

10月25日（火）に行われる金沢競馬では第10レースの中央500万下との交流戦「加賀白山賞」（地元A3組以下、金沢競馬場1500メートル）が注目されます。今回も中心はJRA勢になりますが、どのメンバーも外せない混戦模様となっています。

もっとも人気を集めそうなのは◎4 ジャズコンボ（牡5、JRA・齋藤崇史厩舎）です。笠松で3勝を挙げて中央へ戻った経歴があり、復帰してからは南関東の地方交流戦で善戦しています。前走は初めて園田の交流戦に遠征しましたが、向正面から先頭へ躍り出る早めの仕掛けでゴール前こそ厳しくなりましたが、2着はしっかり死守しました。地方の小回りコースの方が得意なタイプで、初めての金沢でも高いパフォーマンスが期待できます。

その園田の交流戦でジャズコンボの3着に食い下がったのが○1 ハドソンシチー（牡6、JRA・佐々木晶三厩舎）でした。2歳新馬戦以降なかなか2勝目を挙げられず障害レースにも転向しましたが、初めての地方交流戦で上位争いをしたことで再びやれる手応えをつかみました。前走のように好位でスムーズに折り合えれば金沢でも際どい勝負になりそうです。

▲5 プッシュアゲン（牡3、JRA・中野栄治厩舎）はまだキャリア4戦ながら中央500万下でまだ大きく崩れていません。未勝利脱出が川崎の交流戦で、2勝目を目論んでの金沢参戦です。約5カ月ぶりの休養明けとなりますが、まだ底を見せていない魅力から大駆けの可能性は秘めています。

△9 インクレディブル（牡4、JRA・中村均厩舎）も浦和の交流戦で未勝利を、盛岡の交流戦で500万下を脱出した実績があります。1000万下でも先行していたスピードがあり、コーナーを回る回数が多い地方のコースならしぶとさが発揮できます。

△10 ウインバローラス（牡4、JRA・奥平雅士厩舎）も中央に戻って苦戦が続いていますが、3歳時には南関東のクラシックや門別のA級で活躍しており、久々の地方コースで変わり身がありそうです。

＜おすすめの買い目＞
馬単（ボックス）　4・1・5・9・10（20点）
3連単（ボックス）　4・1・5・9・10（60点）

加賀白山賞の出走表はこちら

（文／中部地方競馬記者クラブ）


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