レース展望・予想

道営記念Vへ、前哨戦では負けられないクラキンコ「瑞穂賞」(門別)

2011/10/18

19日(水)のメイン第12レースは古馬中距離の王道重賞「第44回瑞穂賞(エンパイアメーカー賞)」(H2・1800メートル・発走予定=20時35分)。

過去5年の勝ち馬のうち3頭が大一番の道営記念(今年は11月17日)も勝っている(06年サンマルアンサー/08年コンテ/09年コパノカチドキ)とい、まさしく王道の前哨戦。父に継ぐ悲願の道営記念Vをめざす三冠馬クラキンコ(牝4、堂山芳則厩舎)陣営にすれば、なんとしても好結果を出したい一戦でしょう。前走ステイヤーズカップは早め先頭から押し切りをはかりましたが、末脚上位の牡馬2頭にゴール寸前で捕まって3着。そもそも本来の適性からは少し長いと思われる2600メートルで、道中、終始かかり加減で追走し、4コーナー手前では早くも抑え切れない感じで先頭に立って突き放していった内容からすれば、最後捕まったとはいえ勝ったサムライジャパンから0秒3差で踏ん張れたあたりがやはり底力と言えるでしょう。

今回は一気に800メートル短縮され、文句なしの実績を残している1800メートル。しかも内枠を引き当て、道中前に壁を作って追走できそうな並び順だけに、今回は春のコスモバルク記念→星雲賞(ともにH2)で見せつけた「王者の貫禄」を再び示してくれそうです。

その女傑に挑む新興勢力が、岩手や東海を経て今季道営に移ってきたエイシンイッパツ(牡7、桧森邦夫厩舎)とJRAから転入のサクラルーラー(牡5、米川伸也厩舎)の2頭。エイシンイッパツはご存知の通りけれん味ない逃げが持ち味で、転入後6戦して3勝を含むオール馬券絡みの大活躍。2走前には「1分44秒9」という破格の門別1700メートルレコードタイムを叩き出しました。先手を取れれば超ハイペースでも最後までしぶとく頑張れるタイプで、クラキンコを最後まで苦しめる可能性も秘めていそうです。一方のサクラルーラーはJRA1勝(500万円以下)で今季転入後、7戦5勝をマーク。唯一の大敗はブリーダーズゴールドカップJpnII・12着のみで、地元同士の組合せなら重賞でもまったく見劣らない走りを見せてくれそうです。

既成勢力ではもちろん、連覇を目指した前走ステイヤーズカップでクラキンコに先着の2着で力を見せたマキノスパーク(牡6、田中淳司厩舎)がもちろん強敵。距離が長いに越したことはありませんが、1800メートルでも大井外回りで何度も好結果を出しているようにまったく不足はなし。道中で軽くなっているインを通れる枠順も有利で、前走に続いてクラキンコを捕らえ切る可能性は十分にありそうです。

赤レンガ記念圧勝の星が光るJRA1000万円以下からの転入馬リフレックス(牡6、原孝明厩舎)も当然、争覇圏内の1頭。伏兵台頭の可能性も十分に考えられる今年の瑞穂賞。ぜひ、ご注目下さい!

(文/ホッカイドウ競馬ひだか応援隊・神谷健介)


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