名古屋大賞典

名古屋大賞典 発走時間 16:25
名古屋大賞典
予想印
著名人予想
               
1 1 エブリワンブラック
2 2 ブルーヘスター
3 3 アメリカンフェイス
4 4 ジンギ × ×
5 5 サンマルティン
6 アナザートゥルース
6 7 クリンチャー
8 トミケンシャイリ
7 9 ホーリーブレイズ
10 ケイアイパープル
8 11 アドマイヤムテキ
12 ドリームスイーブル
須田鷹雄

須田鷹雄名古屋大賞典予想

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どこまで買い目を整理できるか

名古屋の1,900mだと外枠でも不利はないし、実力がきっちり出る。今年は中央馬どうしの序列がはっきりしていて、大きく荒れることはないだろう。

基本的には地方のダートだとJpn1レベルでも戦える◎(7)クリンチャーと、交流重賞連続連対中○(10)ケイアイパープルの一騎討ち。3キロ差というのはちょうどよいところか。

○より重い斤量だと▲(6)アナザートゥルースは3着まで、△(3)アメリカンフェイスもよほど仕掛けタイミングがはまらないと連対まではないはず。

地方勢では昨年4着の×(4)ジンギがこの1年の地力強化で3着に食い込めるかどうか。▲△のいずれかに2着されるリスクはあるが、ここは点数を絞ること優先で。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
7・10 ⇒ 7・10 ⇒ 3・4・6(6点)

【須田鷹雄:プロフィール】
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。

浅野靖典氏

浅野靖典氏名古屋大賞典予想

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過去の傾向どおりに実績を重視

名古屋大賞典は2002年に岩手のトーホウエンペラー、2003年に愛知のマルカセンリョウが制しているが、2004年以降の優勝馬はすべてJRA所属馬。昨年は兵庫のジンギが4着に入ったが、5着のウインユニファイドとはアタマ差で、田中学騎手はレース後に「地元だとこういう厳しい流れは経験できないので」と話していた。

今年も昨年と同じく園田金杯、白鷺賞を連勝して臨む一戦。(4)ジンギをどの位置に置くかが思案のしどころだ。しかしながら、昨年のクリンチャーとの差は1.5秒で、およそ7馬身。それを考えると別定戦の重量を味方にできる(7)クリンチャーを中心視するのが妥当だろう。

東京大賞典で2着に入ったとき「佐賀記念は58㎏だから」と連覇を視野に入れていたが、川田将雅騎手に先約があったために名古屋大賞典に直行。その点に多少の心配はあるが、トレセンで1か月ほど乗り込んでいるのならチャンピオンズカップのように太目が残る心配はないだろう。

(10)ケイアイパープルは砂をかぶると進まないタイプなので外枠は歓迎。今の名古屋はインコースの砂がいつもより深いようで、全体的に外を回る隊列になりそうな点もプラスになる。

(3)アメリカンフェイスも良馬場と深い砂がプラス材料。岡部誠騎手が騎乗するのも心強い。

(6)アナザートゥルースは目標にされる危険はあるが、残り目も考えられそうだ。逆に(1)エブリワンブラックは今の名古屋の馬場が微妙と判断して無印にする。

さて(4)ジンギ。心情的にはもしかしたら2着も……と思うのだが、5月に賞金額が大きい兵庫大賞典が控えているという点も考慮して、3連勝式の3列目までにとどめておく。

【フォーカス(買い目)】
3連複 フォーメーション
7 ⇒ 10 ⇒ 3・4・6(3点)
3連単 フォーメーション
7 ⇒ 3・10 ⇒ 3・4・6・10(6点)
馬連 通常
7 ⇒ 10(1点)

【浅野靖典氏:プロフィール】
競馬キャスターとして活躍。全国の競馬関連施設や競馬場巡り、競馬史研究などをライフワークとしている。

赤見千尋氏

赤見千尋氏名古屋大賞典予想

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現名古屋競馬場 重賞ファイナル 有終の美を飾るのは・・・・?

現名古屋競馬場での最後の重賞です。
本命は昨年の覇者(7)クリンチャー。
昨年と同じ58キロという条件ですし、前走の東京大賞典の走りを見ても、衰えどころかさらにパワーアップしている印象です。
ここは連覇濃厚ではないでしょうか。

対抗は(10)ケイアイパープル。
前走の佐賀記念は強い競馬でしたね。
勝負所で加速してからは並ぶ間もなく突き抜けました。
しかも55キロで出走出来るのは相当大きいです。
名古屋経験もありますし、(7)クリンチャーは強いですが、この馬も相当力を付けていると思います。

3番手評価にしたのは(4)ジンギ。
地元勢同士ではスピードの違いで前で競馬していますが、昨年のこのレースでは揉まれる競馬も経験し、それでも4着に入りました。
昨年からさらに成長し、精神的にも肉体的にも充実していますから、JRA勢相手にどこまで戦えるか楽しみです。

東海の帝王・岡部誠騎手は、JRAの(3)アメリカンフェイスに騎乗。
前走の佐賀記念は中団から長くいい脚を使って2着。
現名古屋競馬場での最後の重賞ですから、岡部騎手のエスコートにも期待しています。
3度目の名古屋となる(6)アナザートゥルースまで。

【フォーカス(買い目)】
3連単 フォーメーション
7・10 ⇒ 3・4・7・10 ⇒ 3・4・6・7・10(18点)

【赤見千尋氏:プロフィール】
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。現在は競馬リポーター、ライター、そしてオッズパークの予想ブログ"赤見千尋のRed View"も好評執筆中。

斎藤修氏

斎藤修氏名古屋大賞典予想

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グレード連勝狙うケイアイパープル

4月の新競馬場移転を控え、現在の名古屋競馬場で行われる最後の重賞で、翌日が開催最終日となる。

(10)ケイアイパープルは、前走佐賀記念JpnIIIでは3コーナーで先頭に立って後続を寄せ付けずという強い内容で重賞初制覇。昨年末の名古屋グランプリでも2着に好走。今回はその2戦より1キロ軽い55キロで出走できるのも有利。グレード連勝に期待だ。

昨年、佐賀記念からこのレースを連勝したのが(7)クリンチャー。昨年勝ったときと同じ58キロだが、相手関係は厳しくなっている。芝GII勝ちの実績でのダート転向だが、帝王賞JpnI・3着、東京大賞典GI・2着など、中央のダートよりむしろ地方のダートで能力を発揮している印象だ。

(6)アナザートゥルースは、2019年の名古屋大賞典JpnIII、名古屋グラプリJpnIIでともに3着という経験。一昨年のダイオライト記念JpnIIを勝って以降2年ほど勝ち星から遠ざかっているとはいえ、一線級相手にも好走はあり、ここでも大きく崩れることはなさそう。

(4)ジンギは昨年のこのレースがクリンチャーの4着で、その後は地元で5戦4勝、2着1回。負けたのは、南関東からの遠征馬に半馬身及ばなかった2400メートルの六甲盃だけ。確実にこの1年で力をつけてるだけに、上位に迫る場面もありそう。

(3)アメリカンフェイスは、前走佐賀記念JpnIIIではケイアイパープルに5馬身差をつけられての2着だったが、いかにも道中の位置取りがうしろすぎた。その着差ほど能力差はない。 (8)昨年の名古屋三冠馬トミケンシャイリは、年が明けて古馬重賞を2連勝。梅見月杯の勝ちタイムが良馬場2分3秒2で、過去のこのレースが2分2秒台での決着が多いだけに、タイム的に通用する可能性は考えられる。

【斎藤修氏:プロフィール】
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。

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