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2019年10月14日   第32回 マイルチャンピオンシップ南部杯JpnI オープンサラ系一般 定量 (盛岡競馬)  

盛岡競馬   第11レース   3度目の正直!ゴールドドリーム
全国公営競馬専門紙協会 エイカン

morioka07.jpg【中央所属馬の評価】
 ゴールドドリームは今回で3年連続の南部杯出走。一昨年は6月の帝王賞(Jpn1)7着からのステップで2番人気に支持されたが、スタートで大出遅れ。コパノリッキーから0秒9差の5着と敗れた。昨年は帝王賞(Jpn1)を制してのステップで1番人気だったが、3歳馬・ルヴァンスレーヴが強く、2着までだった。今年は予定していた帝王賞(Jpn1)を使えず、5月のかしわ記念(Jpn1)以来の実戦となる。これまで同じ左マイルのフェブラリーS(G1)1・2・2着。かしわ記念(Jpn1)1・1着。とりわけ一昨年のチャンピオンズC(G1)優勝以来、G1級レースばかり8戦して、ここまで完全連対を継続している実績は断然。今年こそは、だろう。

 アルクトスは4月のオアシスSでオープン初勝利をマークすると、5月の欅S、7月のプロキオンS(G3)と3連勝。一気に重賞ウィナーとなった4歳馬。ここ2戦は1400mを使われているが、1600mは4戦4勝。左回りは8戦6勝だから、今回の左マイルはベストの条件。時計が速い盛岡のダートではある程度前につける先行力も求められるが、この点でも先手含みの機動力を有しており、地方初遠征でも不安より期待の方が大きい。

 サンライズノヴァは左マイルのフェブラリーS(G1)に2年連続出走し、4・7着。ゴールドドリームとはまだまだ地力に差があるわけだが、全7勝中、6勝が盛岡と形態が酷似する東京コースでマークしたもの。ここまでの重賞2勝は東京マイルのユニコーンS(G3)、武蔵野S(G3)なのだから今回の条件はベストと考えていいだろう。ゲート出が良くない馬だが、盛岡なら直線一気の期待。

 ロンドンタウンは2017年の佐賀記念(Jpn3)を勝ち、同年のエルムS(G3)、コリアC、そして昨年のコリアCと3つのレースをレコード勝ちしている重賞4勝馬。この4つの勝利は1700~2000mでマークしたものであり、中距離のスピード馬という印象を受けるが、前走の日本テレビ盃(Jpn2)では逃げてクリソベリルの2着。3着のノンコノユメとは4馬身差があったし、デキの良さをアピールしている。

 ミツバは2017年と2018年のマーキュリーC(Jpn3)を連覇し、今年に入ると1月の川崎記念(Jpn1)を快勝。前走の帝王賞(Jpn1)でも4着と奮闘し、だいぶ地力を強化した印象を受けるが、これらの実績からもわかるように適距離は2000m前後と目される長距離型。1700m未満の距離は3歳時以来、本当に久々の出走となる。盛岡は2戦2勝と相性のいいコースだが、ワンターンのマイル戦の流れに乗っていけるかが焦点となる。

 オールブラッシュは2017年の川崎記念(Jpn1)、2018年の浦和記念(Jpn2)を勝っている重賞2勝馬。脚質としては逃げ含みの先行型だが、こちらもベストは2000m前後というタイプ。昨年のこの競走は道中3~4番手と好位に付けながら最終的には2着のゴールドドリームから1秒3差の5着に敗れており、忙しいワンターンのマイル戦は向かないとの印象を受けた。ただし、昨年とは相手関係が異なっており、今回は他馬との力関係で昨年以上の着順があるかもしれない。

 ノボバカラは2016年にかきつばた記念(Jpn3)、プロキオンS(G3)、カペラS(G3)と固め打ちした重賞3勝馬。盛岡コースは一昨年の南部杯がコパノリッキーの2着、昨年は7着。今年は8月のクラスターC(Jpn3)にも参戦し、ヤマニンアンプリメの8着。盛岡の走り方は心得ている馬と言えるが、年齢とともに適距離が短くなっている印象があり、現在は1200~1400mあたり。一昨年の2着時のようなノーマークの逃げでも打てないと厳しそう。

【地方所属馬の評価】
 モジアナフレイバーは大井生え抜きの4歳馬。デビュー4連勝で臨んだ昨年の羽田盃は4着、続く東京ダービーも4着と南関東クラシックには手が届かなかったが、3歳の12月の時点で古馬相手に勝島王冠を勝ち、実力では世代ナンバーワンとの評価を得ていた。中央馬相手のダートグレード競走では昨年12月の東京大賞典(G1)は勝ったオメガパフュームから2秒2差の9着と歯が立たなかったが、前走の帝王賞(Jpn1)では同じくオメガパフュームから1秒1差の5着。着実に力をつけていることを印象付けている。これまでクラシックを目標に使われてきたため1600mはデビュー戦以来。距離的にどうかの懸念はあるが、勝負どころでスッと上がっていく脚がある馬で、このぐらいの距離の方がこの馬の決め脚が生きるイメージはある。むしろ鍵になるのは大井から出たことがない馬なので、長距離輸送と左回りになりそう。

 地元・岩手のロジストームは中央→船橋→岩手→船橋→岩手と籍を移してきた6歳馬。直前のトライアル・青藍賞は2着と敗れたが、先行型総崩れのなか勝ち馬と0秒1差なのだから、地元のマイル路線で一番強いのはこの馬。ただし、昨年の南部杯はルヴァンスレーヴから3秒1差の9着。小回りの水沢コースならともかく、実力勝負の盛岡での交流競走となると上位へのメドは立たない。

【解説者の予想】
 中心はゴールドドリーム。発馬難が解消されたわけではないが、通常の出遅れ程度なら、今回の相手に負けは許されないだろう。相手には地力強化中の4歳馬・モジアナフレイバーアルクトスを指名。続いて左マイルベストのサンライズノヴァ。ワンターンマイルの南部杯のイメージに合致するのはここまでで、ロンドンタウンミツバオールブラッシュは押さえまで。

◎ゴールドドリーム
○モジアナフレイバー
▲アルクトス
△サンライズノヴァ
△ロンドンタウン
△ミツバ
△オールブラッシュ

おすすめ買い目

馬単 13→5 13→4 13→3 13→14 13→1 13→9

 

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