2013年ブリーダーズカップ観戦ツアー記 2013年度 ダイヤモンドサービスステイタス限定特典『ブリーダーズカップ観戦ツアー』4泊6日間の旅

ダイヤモンドサービスステイタス限定 『ブリーダーズカップ観戦ツアー』4泊6日間の旅

ブリーダーズカップ観戦ツアー 須田さんが語る魅力

今回はじめて、オッスパークユーザーの皆さんと一緒に旅をさせていただきました、競馬評論家の須田鷹雄です。
遅くなりましたが、当時を振り返って旅のご報告をさせていただきます。

<今回の同行ゲスト>競馬評論家・須田鷹雄氏

11月1日

オッズパークツアーの皆さんとはロサンゼルス国際空港で合流する段取りとなっていた私。ところが降機しようとしたところ、「空港で銃撃事件があり、空港が閉鎖されている」との報せ……。あわてて後続の機に乗っているオッズパーク社員にメールを打ち、事態の推移を見守ることに。
降機そのものはしばらくして許可され、続いて到着したツアーの皆さんとも合流できたものの、そのまま荷物受け取りエリアで軟禁状態。世界中からきた旅客全員でひたすら待機。
空港から脱出できたのは、なんと到着から5時間後!この日は有志だけブリーダーズカップ初日を見に行く予定だったのですが、それも当然無理ということに。全員疲れ果ててホテルで寝ることになりました。
あいにくのスタートでしたが、「銃撃事件に巻き込まれる」なんて日本ではできないことなので、これはこれで貴重な経験をしたと思いましょう。

11月2日

仕切り直してブリーダーズカップへ。サンタアニタパーク競馬場はさすがBCという盛り上がりぶりで、さらに天候にも恵まれました。
私自身はせっかくアメリカに来たので、ピック6を買ってみましたが、これが1レース目であっさりハズレ。しかもそれなりの金額を投入してしまったのは失敗でした。ツアーの皆さんにピック6を薦めなかったことだけが不幸中の幸い。

土曜のブリーダーズカップ対象レースは4Rのジュベナイルフィリーズから。このレースがいきなりの波乱となりました。1位入線のShe's a Tigerが直線もたれたことで審議に。リプレイを見てもちょっとヤバいな〜という感じだったのですが、やはりというか降着になりました。繰り上がった優勝馬Ria Antoniaはブービー人気で、4連単は日本式に言うと147万馬券となりました。

5Rフィリーアンドメアターフは圧倒的人気のDankが勝ち、2着Romanticaと欧州ワンツー。南カリフォルニアの馬場だと欧州馬は苦戦することもあるのですが、今年は米国芝路線のレベルがいまひとつだったようにも思われます。
6Rフィリーアンドメアスプリントも1番人気Groupie Dollの優勝で2,3着も人気サイドではあったのですが、3連単は218倍とまずまずの配当に。ツアー参加者の中にも的中者がいたようでした。
7Rターフスプリントも1番人気Mizdirectionの勝利でした。1300m戦で1分12秒25ですから、やはりダウンヒルコースというのは高速決着ですね。
8Rジュベナイルは人気のHavanaが押し切るかと思いきや、New Year's Dayが抜け出して優勝。ただ同馬はその後、故障により引退が決定してしまいました。
9Rターフあたりからおなじみのメンバーが出てきます。ここは遠征馬The Fugueが圧倒的人気でしたが、Magicianが追い込んで1着。またも欧州馬のワンツーです。
ちなみに我々の席は直線入り口に入って間もないところだったので、私の撮れている写真はThe Fugueが勝ちそうなシーンだけです(笑)。

10Rスプリントは人気のSecret Circleが優勝。短距離ながら各馬の位置取りの入れ替わりが激しく、最後もクビ差という熱戦でした。写真では外の9番が優勝馬です。

11Rマイルは今回BCにおけるハイライトシーンとなりました。昨年の覇者にして年度代表馬のWise Danが、レベルの違いを見せて完勝。芝でもここだけは米国馬が意地を見せました。同馬はその後2年連続の年度代表馬にも輝いています。この馬を現地で見たということは、ツアー参加者の皆さんにとっても大きな財産となることでしょう。

メインの12Rクラシックを迎えるころには陽も傾き、馬たちの影もすっかり長くなっていました。レースは残り400mで先頭にたったMucho Macho Manが押し切りましたが、2着Will Take Chargeまではハナ差、3着Declaration of Warはそこからアタマ差という熱戦。人気のGame on Dudeがいいところなく大敗したのは残念でしたが、上位馬の戦いは見ごたえがありました。

こうして無事終了したブリーダーズカップですが、一部有志はこのあと、ナイター開催のロスアラミトス競馬場に転戦しました。
ロスアラミトス競馬場は下級サラブレッドとクォーターホースを中心に開催が行われている競馬場ですが、ハリウッドパーク競馬場の閉鎖に伴い、2014年からはより重要な開催も担う予定です。また、それに伴うコース改修も行われる予定ですが、いまのところはトリッキーな小回り競馬場です。

夜なのでレース写真は撮れませんでしたが、ロスアラミトス競馬場の特徴的な写真を1枚。
屋内の装鞍所兼パドックです。既に廃止になったベイメドウズなどもこの屋内式でしたが、アメリカでも少数派の施設ですね。

この日はたまたま「クォーターホースのダービー」という賞金約100万ドルのレースが行われていましたが、それ以外はごくごく安い賞金のレース。それでも優勝馬の関係者は楽しそうに、そして誇らしそうに口取りの記念写真を撮っています。
こういう雰囲気は、日本の地方競馬場にも取り入れていきたいところですね。

11月3日

この日はロサンゼルスからラスベガスへの移動日です。銃撃事件の影響でセキュリティが厳しくなっているかと思いきや、すんなりチェックイン+セキュリティチェックを通過することができました。
ボーディングまで時間が余ったので、ゲート近くのベンチで、これから訪れるラスベガスと、カジノゲームについての「講習会」を開催。ひと通り講義が終わったところで、ちょうど搭乗時刻となりました。

ラスベガスではベラージオホテルに宿泊。部屋の準備ができるまでの時間、全員で昼食をとり、午後からはいよいよカジノです。両替やプレイヤーズカードの登録などいろいろとお手伝いをし、一方で臨時講師に育てるべく、オッズパーク社員にはブラックジャックと、ちょっとマニアックなところでパイゴウポーカーの実地訓練を行いました。

ベラージオはカジノ王として有名なスティーブ・ウィンがプロデュースした高級ホテルで、凝りすぎて高コスト化したために、ウィンがMGMグループから追い出されるきっかけになってしまったというほど、当時としては最先端のホテルでした。開業から時間がたちましたがそのブランド性は衰えず、一方で客室は豪華にリフォームされて、ツアー参加者にも好評でした。有名な噴水ショーをすぐ見に行けるというのもベラージオの強みですね。

ツアー参加者の皆さんにはルーレットが人気だったようで、中には早くもプレイヤーズカードのクラスが上がるほど打ち込まれた方もいたようです。全米一楽しい街をエンジョイしていただけたとしたら幸いです。

11月4日

この日はほとんどの方がグランドキャニオンのオプショナルツアーに参加されました。私は残留部隊の一員として、日本から抱えてきた仕事と、カジノを少々。

グランドキャニオンから帰られたあと、私を含む有志は近所のレストランに食事へ。一部の方はダウンタウンでフリーモントエクスペリエントというネオンショーを見たり、ストラトスフィアタワーに上ったりと楽しまれたようです。

11月5日

ツアーの皆さんは早朝ラスベガス発で帰国。私はアメリカに残ってハリウッドパークの取材に行くため、ホテルのロビーで御見送りさせていただきました。

あっという間の日々でしたが、参加者の皆さんにお楽しみいただけたとしたら幸いです。次の機会がどのような場所、どのような形で実現するかわかりませんが、私が参加できるツアーがありましたら、今回ご参加の皆さんはもちろん、他のオッズパークユーザーの皆さんも、一緒に楽しみましょう。

★まだ登録されていない方は

オッズパークに会員登録 (無料) すると地方競馬・競輪・オートレースが買える!

新規会員登録(無料)