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2017年8月15日   クラスターカップ(Jpn3) (盛岡競馬)  

盛岡競馬   第10レース   初タイトルへ!ショコラブラン
全国公営競馬専門紙協会 エイカン

morioka02.jpg【中央所属馬の評価】
 ショコラブランは2009年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)を勝ったゴールデンチケット、2015年のみやこS(G3)を勝ったロワジャルダンというダートグレード競走の勝ち馬2頭を兄に持つダートの良血。デビューからここまで24戦して掲示板を外したことは3度しかない超安定派だが、とりわけ1200m戦は12戦して3勝、2着5回、3着4回、と4着以下は1度もない。本年は放牧明けの3月の春風S(1600万下)をいきなり快勝すると、オープン入り緒戦の京葉Sも接戦を制して2連勝。5月のかきつばた記念(Jpn3)は1番人気ながら3着までだったが、6月の北海道スプリントC(Jpn3)はレコードで駆けたニシケンモノノフの2着を死守。重賞路線でも十分に戦えることを示している。

 サイタスリーレッドはデビューから芝の短距離を主体に使われ、3戦目の阪神芝1200mの未勝利戦を勝ち上がったが、500万条件では勝ち切れず、今年の3月にダートへ路線変更すると500万下→1000万下→1600万下→オープンと見事に4連勝を達成。今回、5月以来の実戦で初めて重賞に出走することになるが、断然人気のコウエイエンブレムに2馬身差をつけて快勝した前走の栗東Sは秀逸。当然、ダートは無敗。最高に波に乗った状態で地方初遠征となる。

 キクノストームは全7勝をすべてダートでマークしている8歳馬。京都の新馬戦、レコード勝ちした中京での尾頭橋特別、さらにはオープン入りを決めた中山の春風S、そして2015年のカペラS(G3)と節目節目の勝利をダートの1200mで挙げてきたスペシャリスト。2着と3着を合わせて3回しかないのに7勝をマークしているのだから、まさにツボ一発のタイプ。昨秋の東京盃(Jpn2)4着から膝骨折で長期休養。6月の天保山Sで戦列に復帰し、前走のプロキオンS(G3)6着と叩き上昇気配。走り頃の局面での盛岡遠征となる。

 タイセイファントムは2014年3月の千葉S(中山ダ1200m)勝ちがある9歳馬。勝ち星はそこから遠ざかっているが、その後、エニフS、コーラルSとオープン特別で2着が2回あり、年齢的な衰えはそこまで感じられない。転厩・放牧明けをひと叩きされた前走の天保山Sが勝ったサウススターマンから1秒0差の7着。着実な良化は示しており、久々に54キロで走れるというのもプラス材料になるかもしれない。

【地方所属馬の評価】
 岩手生え抜きのラブバレットはこの競走2年連続3着。一昨年は56キロのダノンレジェンドから10馬身差、昨年は60キロのダノンレジェンドから6馬身差。残念ながら歯が立たなかったが、その後、JBCスプリント(Jpn1)を制して種牡馬入り。よって、今年はこの馬にとって最大のチャンスかもしれない。さきたま杯(Jpn2)→栗駒賞→岩鷲賞は昨年とまったく同じ臨戦過程で調整に狂いはなし。3度目の正直を狙う。

 浦和のブルドッグボスは中央ダート7勝の5歳馬で、前走から浦和の小久保厩舎へ移籍。今回が地方所属馬として2戦目となる。中央馬として出走した昨年のこの競走の2着馬で、ラブバレットとは2度直接対決があり、ともに先着している。中央時代は重賞を勝てなかったが、オープン特別3勝に加えて、かきつばた記念(Jpn3)、クラスターC(Jpn3)と2着が2回の実績は下手な重賞勝ち馬より上位のもの。前走の習志野きらっとスプリント(船橋ダ1000m)は3着と1番人気を裏切ったが、初めての5ハロン戦でレースの前半、追走に手間どった。このひと叩きと距離延長で今度は大きな上積みを期待できるだろう。

【解説者の予想】
 抜群の安定感を誇るショコラブランが連軸には最適とみたが、先頭に立つと遊ぶ面があるだけに、単の魅力は勢い抜群のサイタスリーレッドなのかもしれない。地元期待のラブバレットは昨年、ブルドッグボスに4馬身後塵を拝したが、この着差はダノンレジェンドとまともに先行争いを演じたがゆえ。すんなり行けるようなら互角。準ホームのアドバンテージをプラスしてブルドッグボスは4番手と評価を下げたが、ここまでは勝ち負けの可能性十分。展開もつれてキクノストームタイセイファントムの古豪陣が連穴候補に。

 ◎ショコラブラン
 ○サイタスリーレッド
 ▲ラブバレット
 △ブルドッグボス
 △キクノストーム
 △タイセイファントム

おすすめ買い目

馬単 6→9 6→13 6→1 6→14 6→10

 

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