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エイシンミコノスの前走は兵庫転入後初めて連対を外したが、上位２頭はともにＡ２級でも活躍した経験のある強者だったのでやむをえないところもあったか。自身の脚はシッカリ使っていたし、後続は８馬身離していたのだから評価を下げる必要はまったくない。強敵が抜けたここは改めて。エリオットベイはＪＲＡ500万下ダート戦(1800メートル)で④着の実績がある。追い切りは併せ馬で３本行い、すべて馬なりながら良い動き。いきなり好勝負が可能。昇級戦の前走もキッチリお終い脚を伸ばしてメドを立たせたメイショウムラサメが▲。級慣れを見込めば前走以上も。転入初戦は人気を裏切ったネオヴァリアントだが、間隔を詰めて使える分、上積みがありそう。コルヌコピアは距離延長で巻き返し注意、コウエイアースはお終いに賭ける。

エイシンミコノス…今回はやや間隔が開いているが、調教量は十分なので心配なさそう。前走の勝ち馬ノブタイザンは昨年の兵庫ダービー馬で、力が一枚上だった。そして②着トウケイロイヤルは逃げるとしぶとさが倍増する馬で、しかも当時は逃げに有利な不良馬場。Ａ２級で健闘していた地力があるとはいえ、この相手に関しては展開のアヤで交わせなかった部分も少なからずあるだろう。安定したレースぶりで目下10戦連続③着以内と堅実だし、前回の上位２頭が不在とあればここは堂々主役を張れる。

エリオットベイ…切れる脚はないがスタミナがあって長く脚を使えるタイプ。骨折による長期ブランク明け後は成績が芳しくないが、元々はダート未勝利戦ですべて③着以内にまとめ、未勝利脱出後の500万下でも勝ち馬から０秒４差④着など高い素質を秘めていた馬。兵庫へ入厩してからの追い切りは併せ馬で３本行い軽快な動きだったし、調整も順調に進められており、態勢は整った。移籍を契機にもうひと花咲かせたい。

メイショウムラサメ…兵庫での17戦中上がり３位以内が15回(そのうち最速が７回)。抜群の決め手を持っており、馬場状態に関係なく末脚を使える点が武器。昇級初戦から勝ち馬と０秒５差の③着まで追い上げていきなりクラスのメドが立ったし、ここもチャンスあり。

ネオヴァリアント…転入初戦の前走は約２カ月ぶりだったし、道中６番手以内に付けた馬で掲示板に載ったのが勝ち馬の１頭のみと、差し～追込馬に有利な展開だった。ひと叩きした今回は中２週での出走なので上積みが見込めるし、逃げを打つことも可能なメンバー構成。砂入れ替え直後の馬場でもあるだけに、前付けできれば今度は粘り込むかも。

コルヌコピア…転入２走目の前走は勝負所での反応が良化して持ち味である伸び脚を見せていたし、時計や着順も前進した。ＪＲＡ時代は1800メートル戦で１勝②着１回の実績から今回の距離延長は大歓迎。一発を秘める。

コウエイアース…近３走は⑤④④着。そして４走前も⑨着とはいえ⑤着とは０秒２差。勝ち味に遅いものの、いつもこの馬の末脚は使えている。砂入れ替えはこの馬にとって微妙だが、先週の差し馬有利の傾向だけで考えれば馬券圏内突入も視野に。当日の傾向を注意しながら狙いたい。