Odds Park 競馬

　ほとんどが変わり身期待の面々で的が非常に絞りづらい一戦。Ａ級馬には１キロ加増があるものの、交流戦から解放されたことは大きいとみて、デトロイトクイーン、サマーデライト、ヤマニンサッチェル、ヴァルディヴィアらを上位に馬券は組み立てたい。もちろんＢ級馬もそう差はなく、イエローブラッド、ユーセイシリウスあたりの粘り込み、差し込みが妙味？

　デトロイトクイーンは交流戦はともかく、この条件でも２、３走前のようにアテにできぬが、ハマればという面も常にあり、軽視はできない。「前走は距離不足。相手関係もあるし、負けるべくして負けた印象。自己条件といっても展開待ちだが、ロスなく追走できれば」。

　サマーデライトは３走前のようなこともないとは言わぬが、地元馬同士ですんなり先行なら粘り込めていい。ましてやこの顔ぶれなら。「ここ数走は力関係もあって凡走が続いたが、一連の出来にはあるからね。見直せる条件だし、展開を見ながらうまく導いてほしいね」。

　ヤマニンサッチェルはこの辺りでは結果も残しており、実力上位の存在であるのは間違いない。今回は２カ月半ぶりで自分自身との戦いか。「諸事情があって延び延びになったが、調教は緩めていない。久々も苦にしない気性だし、互角以上のレースを期待したい」。

　ヴァルディヴィアは初戦は使いつつといった仕上げだったし、前走は交流戦でくっついていった方か。まだ何かと上積みがありそうだ。「この日程で使えるのが何より。まだ調教量は少ないけど、数字ほど太め感はないよ。適鞍に戻れば変わり身があっていいのでは」。

　イエローブラッドはＡ級混合だと２走前が２走前だし、1600ｍもいいとは言えぬが、スピード的には遜色ない。折り合いひとつだと思う。「前走は競馬をしていないからね。馬の方は変わりないし、距離もそれなりに対応できる。前に行ってスムーズなレース運びができれば」。

　ユーセイシリウスは1400ｍでも後方ままだったことからすると強調しづらいが、出来は悪くなさそう。その点に浮上の余地を求めたい。「特に調子落ちとは思いませんが、競馬で結果が出ないのが今の課題。距離も割り引きになりそうですし、ここではちょっと荷が重そうです」。